野茂英雄は立ちあがる。

2005年07月17日 | MLB
戦力外通告というニュースが入ってきた。
しかし、野茂は今までにジャーニーマンとして渡り歩き「キャンプから一緒だったメンバーと離れるのは残念」
と言い残しデビルレイズのユニフォームを脱ぐ。

野茂という男はいつも気になる選手というか「人間」である。
36歳になっても常に進化を求め、もうベテランとして異国のチームメイトからも尊敬される。
それは野球の技術だけてはなく人柄や彼なりの思想があるのだと思う。

以前、恩師に負けて泣いた野茂に「ピッチャーとして選手として注目される職業、涙なんて流すな!!練習して勝て」と言われた。そこから野茂は涙なんか微塵も見せないし、マウンドでも堂々としている。
良く、日米のパイオニア、ノモマニアとまで言われた男は、周りが騒ぎ立てるより一番冷静なようである。
両リーグでノーヒットノーランをし200勝をしても通過点だと言いきる。
この底知れない精神力はなかなかプロの選手でもいない。(野球以外でも)

「日本でプレーする気はない」とあくまでも本場メジャーにこだわる。
NOMOベースボールクラブも都市対抗進出が決まったが彼を慕う仲間も支え、野茂が実費でバックアップしている。
本当に、本当に野球が好きなんだなー、野球をしている仲間が好きなんだなーと思った。

野茂も一番自分の実力、技術は分かっている。
だからどの球団でも必要とされているならどこにでも行くだろう。
36歳。メジャーでは42、3歳のピッチャーはいる。

このままで終わらない、終わるような男ではない。
こんな「男」を尊敬し最大のエールを送りたい。

「まだまだ行けるぞHIDEO NOMO!!」