背中は物語る。

2005年04月18日 | 松井秀喜
哀愁のある背中、がっちりとした肩の背中。特に世の男性は背中で表現される。
背中がシャンとしていればナイスガイ、肩が落ちていると沈んだ感じ。

1990年代F1のセナVSプロスト全盛時代。
同じHONDAで接触したり「天才セナ」「プロフェッサープロスト」
のような時代が懐かしい。

1994から2年弱オーストラリアに居た頃当地の新聞でセナがイモラでクラッシュ
したという記事が飛び込んできた。確か5月頃。
「いつものこと、セナもやるのか」
と安易に考えていたが「魔物が住むイモラ」は違っていた。
「coma」聞きなれない単語を辞書で引くと「昏睡状態」とある。
同居していたオージーも「もうヤバイ」と言っていた。
明くる日セナは天に召された。天才がまたこの世からいなくなった。

古館が良く実況で「せなで泣くセナ」と言っていた。
思う通りの走行が出来ずサーキットを歩くセナの背中には落胆と
誰も声をかけられない。哀愁すら感じた。

松井秀喜も個人的にはいい開幕を迎えたもののチームも敗北が
多く、今日も負けた。素直な笑顔もリップサービスも少ない。
ついつい松井もバットを叩きつけたり、FUCKと読み取れる言葉を発している。
「そんなではいけないよ松井さん!!」怒る時も落ち込む時もあるけれど
グランドで松井信者の俺としてそんな姿は見たくない。

こんな背中も見たくない。