曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

草の花ひたすら咲いて・・・

2018-10-28 | 絵  ③アレコレ

爽やかな秋晴れの日は、西に傾いている太陽もまだ目に眩しく光っていて、思わず帽子を目深に被りなおしたりしながら、夕方の散歩をしています。 道端の草むらには、まだまだ元気な青草の中に野花が咲いて、目を楽しませてくれます。

  草の花ひたすら咲いて見せにけり       久保田万太郎
  名を知れる三種や四種や草の花        軽部 烏頭子

今の季節にぴったりな句で、この季節になると思い出しています。
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ついに付いた階段の手すり~~

2018-10-24 | 良い加減介護
『階段に手すりをつけたい? 1階に寝室に使える部屋があるのに、2階を寝室にしている場合は、介護保険で階段をつけるのは、先ず無理だと思う』とは、介護者の集いの折に地域包括支援センターの担当者2名から言われた言葉。 余りに断定的な言われ方だったので、介護財政が非常に厳しい状態にあるのだな・・・と理解して(介護保険料は結構高額徴収されているのに・・・)、自己負担でつけることにしました。 

地元の知り合い業者に頼んで見積もりを取ってもらうことにして、見積り待ちの期間中、月一の訪問日の件でケアマネさんから電話があり、手すりの件を話すと、『あら、介護保険で付けてもらえるかもしれないわよ。ダメモトで申請してみましょう。』と。 

介護者のための悩み相談の窓口になっている市の包括支援センターの担当者がまず無理だ、と言っているので、申請許可になる可能性は余りないのでは・・・と思いつつ、地元業者に事情を話し、ケアマネさんにお任せすることにしたのです。 それが・・・なんとラッキーなことに話はトントン拍子に進み、『おめでとうございます。 手すりの件認可されました。』と、ケアマネさんから思いがけない嬉しい連絡が入り、びっくり!! 

そして、打ち合わせもスムーズに進み、先週希望通りの手すりがつきました。 元々付いていたと思えるほど、我が家に馴染んだ手すりが階段の上り下りに役立ってくれています。 工事担当者の話によると、申請が認可されるためには、ケアマネさんの書く申請書が大いに物を言うのだそうです。 ケアマネさんに感謝、感謝です

通勤していた頃の夫は身が軽く、上野や銀座の駅の長い階段を身軽に駆け上ったり、下りたりしていたのに、今では、毎日の夕方の散歩はいつも私の後ろをゆっくり歩き、階段は手すりを両手で持たないと、心もとないのだそうです。 二人のお気に入りの「風土記の丘」も下りの道は支えが必要ですが、なんとか少しでも長く一緒に小径の散策を楽しみたい・・・と願っています。 
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秋日和♪ 風土記の丘へ♫

2018-10-21 | 暮らし

雲一つない秋の空に誘われて、この秋初めて風土記の丘を歩いて来ました。 紅葉には未だ間がありましたが、深い木立の中の起伏のある小径を足元に転がるドングリを踏みしめながら、古墳や何組かの家族連れが運動会を楽しんでいるさくら広場を過ぎ、吊り橋を渡り、色とりどりの可愛いテントが並ぶキャンプ場を過ぎると、なだらかな山道が続いています。 

その山道を下ると坂田が池です。 池には大きな鯉やカモ達がゆったり泳いでいて、いつもここに来ると、パンを持ってくればよかった・・・と残念に思うのです。 今日もうっかり忘れてしまいましたが、餌を用意してきた時は、鯉も カモ達も、特に鯉は大食漢で大きな口をパクパク開けて寄ってきて、餌の取り合いで仲間と上を下への大騒ぎ・・・ 彼らの元気な姿に時を忘れてしまいます。

池に架かる浮橋をギシギシ鳴らしながら渡り、対岸の丘に刻まれた階段を上った先に第101号の復元古墳が沢山のレプリカの埴輪を並べて見えてきます。 その先に広い芝生広場に移築された旧学習院初等科の講堂。 講堂横に続く木立の中の小径を辿り、資料館前でゴールです。 いい汗をかいた小1時間の散歩でした。 


こんな小径が続いています


小径の横に古墳が・・・


4人5脚を楽しむ家族たち


吊り橋とキャンプ場に続く広場


足元に落ちているドングリ


坂田が池と浮橋




第101号復元古墳


旧学習院講堂 春には桜が見事です


こんな看板も・・・


車で気軽に出かけられる、近場のお気に入り「風土記の丘」の散歩コースの一つをご紹介してみました。


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遅まきながら完成しました! グリーンカーテン♫

2018-10-04 | 暮らし
ここ何年かうまくできなかったグリーンカーテンを今年こそしっかり育てたい!と腕まくりをし、春先から 
準備に取り掛かりました。

先ずは函館の友が、これなら良いと分けてくれた八重の朝顔の種を蒔き、定植したり、あれこれ面倒を見た甲斐あって函館朝顔はグングン弦を伸ばし可愛いピンクの花を沢山つけてくれました~~~ ところが、全体に小輪の花と分かり、グリーンカーテンにするにはなんとも心細い・・・ で、うだる暑さが続く7月に入って、店先で琉球朝顔を見つけ、グリーンカーテンの助っ人隊として植えてみました。 大輪で暑さに強くしかも宿根草なのだとか。 しっかり根付いて、弦を伸ばしてはくれたのですが、酷暑の時期にカーテンは完成せず・・・10月の今になってやっと見事なカーテンになりました。 リビングの西側の窓に涼し気に葉が揺れ、日差しも柔らかに遮ってくれています。 まだ真夏日がありそうで、しばらく楽しめそうです。

しかし・・・季節外れのカーテンは何時ごろまで茂り続けるのでしょう・・・? 蕾も沢山ついています。
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いよいよです・・・

2018-10-02 | 絵  ①日本画
10月になりました。 11日からいよいよグループ展、「オール青山美術展」が始まります。 今日午前中に作品の梱包を終えて、クロネコ便で発送手配を済ませました。

昨年は作品のみの参加で、搬入、搬出作業や受付当番もできず、心苦しかったのですが、今年は娘の都合がついて夫と一緒に留守番してくれることになり、少しは手伝いができる、とホッとしています。 校友たちとの再会はもちろん、皆さんの一年の精進の成果である作品を拝見するのがとても楽しみです。 今年も沢山の刺激を受けることができるでしょう。

実を言うと、この半年くらい絵が描けずにいます。 感動がないのです。 それでも、今年のグループ展に出品したい作品がありました。 「野仏」です。 何年か前、県西方面にスケッチに出かけた折に惹かれた石仏をもとに描いたものです。 何故その時石仏を描く気になったのかわかりません。 ただ、パネルに貼った和紙に、余った絵の具を、下地として何色か塗っておいたものを見ているうちに、描いてみたくなったのでした。

この絵を描き上げて何日もしないうちに、古い友人の奥様から彼の死を知らせる電話がありました。 彼とは小学校の4年生から6年生まで同じクラスで机を並べ、中高も同じ学校に通いました。 卒業後はそれぞれ違う大学に進み、その後、還暦記念で始まった高校の同期会で再会し、以来私の個展やグループ展に欠かさず顔を出してくれました。

また、函館に住む友人とは絵手紙が縁でお付き合いが始まり、おおらかで優しいお姉さん夫婦のもとに遊びに行くとような感覚で何度も函館にスケッチに行きお世話になりました。 そんな温かな彼女のご主人が一昨年天寿を全うして亡くなりました。 

また、東京に出勤する夫を駅まで車で送った後、利根川沿いの土手を散歩していた時に知り合った散歩仲間の彼。 奥さんも交えて家族ぐるみの付き合いをしていたのですが、昨年あの世に旅立ちました。 ご夫婦共に地元の人で、この地のことを色々教えてもらいました。

3人の男性はみな私の人生を豊かにしてくれた人たちでした。 そんな彼らにこの絵をささげたいと思っています。


B2 (728 x 515)




 
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