曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

初心に帰って・・・

2020-10-30 | 絵  ②スケッチ

爽やかな秋日和が続いています。 こんな日は、スケッチに出掛かたいところですが、なんだかそうもしていられない気になっています・・・

夫の突然の入院約1カ月、その後老健施設にお世話になって半月余りが過ぎました。 洗濯物を届けたり、元気な顔を見に面会に出掛けたりしながら、一人暮らしの生活にも少しづつ慣れてきたところです。 ところが、一人になって家の中を見回すと、あちこち整理しなければならないところが目に付いてきて・・・食器棚の整理を手始めに、パントリー(ここが一番大変そう)、靴箱、衣類・・・その他に水回りのお掃除・・・、できればこれまで描いてきた自分の絵の整理も・・・と課題山積!!

約10年の介護生活の間、見た目はきちんと整理されているようでも、なかなか細かい所に手が届かないまま日々が過ぎました。 この際、生活全体をスッキリさせようと思っています。 昨日は食器棚を整理しました。 使いやすく並べ替えて(もう使うことのないような来客用の食器類の断捨離は後回し・・)、これからパントリーの整理に取り掛かる予定です。 11月中頃にはすべてを終えたいと思っていますが、どうなることでしょう・・・?

身の周りがスッキリすれば、絵にもスッキリとした気分で向き合うことが出来ると思うのですが・・・

ペンスケッチに燃えて楽しく描いていた時期の、「紅葉3部作」は、思いがけずに沢山の方々からエールの言葉を頂き、感謝の気持ちで一杯です。 あのような絵を描くエネルギーはもうないと思いますが、初心に帰って描いていこうと思っております。 今後とも、よろしくお願いいたします。

見出し画像は、幹の瘤が気になりながら、枝いっぱいの葉を茂らせた大きな木の紅葉の姿をスケッチしたものです。 細かく描く描法はこの頃から始まったようです。

 

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楽しんでいるかな温泉・・・

2020-10-28 | 絵  ②スケッチ

『25日から30日まで友達と旅行するので、お米はその期間には送らないでね』とは函館の友からの電話。 毎年こちらのブランド米の「皇室御用達米」を楽しみに待っているのです。 私からすれば、普通の倍ほどの値段のこのブランド米の味が分からず、地元の減農薬有機栽培米とどこが違うのか・・・? どちらも美味しさには変わりはないように思うのですが、彼女はやはり皇室御用達米の方を喜ぶのです。 

お友達を呼んで手作り食事会をすることが大好きな彼女は、3年前にご主人を夫と同じ病気で亡くし、今は一人暮らしをしています。 その彼女の秋の最大の食事会の目玉は、皇室献上米で握った🍙なのです(^-^)  今年の秋の食事会は旅行のお土産話と共に大いに盛り上がることでしょう(^^♪

見出し画像は、3年前の秋、ご主人にお線香をあげに、夫と娘と3人で彼女を訪ねた時のスケッチです。 函館でレンタカーを借りて大沼公園に行きました。 何度も訪れている函館ですが、この独特な形の尖った山頂の駒ケ岳が懐かしいです。

 

函館山の中腹にある菩提寺の近くにある、絶景スケッチポイントから

 

成田から函館まで航空便が出ているので、とても便利になったのですが、最近全日空は成田発着便を少なくし、今後は主に羽田発着便に切り替える・・・との方針を発表しました。 5100億円もの赤字を考えるとやむおえないとは思いますが、成田空港は今後どうなっていくのでしょうか・・・ 上野、東京に出ないで旅に行ける、成田発着便が少なくなってしまうのはとても痛いです・・・ 

さて、そろそろ今日あたり、彼女の帰宅に合わせて、献上米を買いに産地の河内町まで行ってこようかしらん(^-^)

 

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行く秋

2020-10-26 | 絵  ➃水彩画

紅葉3部作の最後は黄金色に輝く、京都御所の外回りの散り銀杏です。 玉砂利の上に散り敷く銀杏の葉に夕日が当たりひときは銀杏の絨毯が明るく輝きます。 まるで行く秋を惜しんでいるかのような静かな華やぎです。 今日も、高田敏子さんの詩を添えて・・・

落ち葉

木々はいま ひっきりなしに

葉を散らしている

 

私たちも あのように

はらい落すことができたら・・・・・

かなしい思い出や

ときに 胸をさす悔いを

 

ふきよせられた落ち葉の上では

子どもたちが明るく笑い

そこだけは

風も 落ち葉も

  陽気にさわいでいる

                          高田敏子 

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日本画、新しき風にのせて

2020-10-24 | 絵  ①日本画

昨日はは午前中施設に洗濯物を届けた帰りに、久し振りに図書館へ寄ってきました。 借りてきた本の中に、茨城県天心記念五浦美術館の企画展「日本画、新しき風にのせてー佐久市立近代美術館の名作」の図録があります。

企画展の趣旨は「激動の戦後を力強く生きた画家たちと平成の世に未来に向かって突き進む若き作家たちの創造と模索の軌跡を、風景・人物・花鳥の3つのテーマに分け、検証していく」ものだそうです。

パラパラとページを繰って見るとなかなか刺激的な作品が載っていて、雲の上の作家たちの作品とその背後の努力、苦闘が偲ばれ、興味深く61枚の絵をじっくり味わいました。

見出し画像の中の作品は、倉島重友氏の「揺花」で、詩情あふれる抒情性に惹かれます。 倉島氏は長野県の出身ですが、現在我が住む町にお住まいです。

 

加倉井和夫氏の「丘の家」ー単純化された形と構図に新鮮なものを感じました。

 

岩橋 英遠氏の「北国遅春」ー 雪解けの頃の山で見られる、木々の根元だけ雪が解ける光景に目を留め、地表のまだら模様と真っ直ぐに伸びる木の幹を絵にした、視点がいいな、と思いました。

 

加藤 栄三氏の「刻(とき)」ー 歴史を刻むこんな石やレンガの建造物も描いてみたい・・・と思います。

 

小倉 遊亀氏の「良夜」― 穏やかな花器と花や人物などの作品で知られる小倉氏の、最も実験的な作品と言われていますが、単純で強い線描とデフォルメに彼女の絵に対する真剣さを強く感じました。

 

東京へ出かける勇気がなく、展覧会にも行かないでいますが、やはり生の作品に触れて、刺激を受け、学ばなくては・・・とあらためて強く思いました。 

いい加減な絵ばかり描いていてはいけないのです・・・(~_~;) 真面目に、自分の絵と向き合わなくては・・・ と、思ってはいるのです・・・

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再び風土記の丘です♪

2020-10-22 | 絵  ③アレコレ

昨日は、久しぶりに澄んだ青空とその青空にポッカリ浮かぶ真っ白な雲に誘われて、いつもの風土記の丘を歩いてきました。 風土記の丘と言っていますが、実は「千葉県立房総のむら」の中の、古墳群と旧学習院初等科正堂や国や県の文化財建造物(2棟)があるエリアのことで、家から利根川を渡って17キロの近場にあります。

龍角寺古墳群第101号古墳

この古墳は、発掘調査の結果、埴輪や土器、副葬品の特徴から、6世紀前半に築かれ、7世紀初めまで何回も埋葬が行われたことが分かっているそうです。 

見出し画像は5年前に描いたものですが、慣れないパステルに手こずって、なんだかおかしな雰囲気になってしまいました かえって、色付けなしの方が良かったかな・・・と今も思っています。 埴輪のおおらかでのどかな表情が気に入って描いたのですが・・・

印旛沼を望む高台にあるこのエリアには、緑豊かな自然の中にいくつもの古墳が、一基づつこんもりとした小さな丘となっていて(115基あるそうです)、その一帯に高い木立の間を縫うように散歩道が整備されています。 起伏のある散歩道には木々の間に様々な野草が自然のまま保護されており、季節ごとに変わる野草の花を楽しむことが出来ます。

サラシナショウマ

 

風土記の丘に隣接している成田市の坂田が池公園に続く池には、大きな鯉やカモなどがゆったり泳いでいて、浮橋を歩いていると、すぐに鯉やカモたちが寄ってくるのですが、昨日も餌を忘れてしまいました~~(;'∀')

いつもはこのエリアを一回りして帰るのですが、昨日はもう少し歩きたい気分で、道路を隔てた房総のむらエリアに足を延ばしました。 こちらは、武家屋敷や農家、水車小屋、そして商家の町並み、農村歌舞伎舞台などがあり、房総の伝統的な生活様式や技術などを直接体験できるようになっています。 

農家の畑で収穫体験もできますが、昨日は体験はなくて、サツマイモと枝豆が農家の入り口に並べられていました。 サツマイモは中ぐらいのものが5,6本入って200円、枝豆は一袋100円(売り切れでした)で、代金は備え付けの箱に入れるようになっていました。 チョッと重いけれど、安さに釣られてサツマイモ(紅あずま)を一袋ゲット。 夕食に、リンゴと一緒に薄甘く煮て頂きました。

広い通りには、この地方特有の行事の説明もあります。

                                                                          

そして、こんな災いよけも・・・

読みにくくてスミマセン・・・

 

お陰さまで、気分良く、総歩数8075歩、4,8キロ のウオーキングができました。 風土記の丘で歩いた最高歩数ですヽ(^o^)丿

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