曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

さようなら平成 

2019-04-30 | あれこれ

何はともあれ、平和な時代だった「平成時代」の最後の日となりました。 マスコミをはじめ、世の中はお祭り騒ぎのようですが、心静かに新たな「令和」の時を迎えたいと思います。

先ほど、テレビで天皇陛下の「退位礼正殿の儀」を拝見しました。 長い歴史と伝統に則った儀式は簡素で品位あるものに感じました。 象徴天皇としての在り方を模索されながら、国民に寄り添った温かな行動は災害の度に目にされ、またかつての戦争で命を落とした人々が眠るかつての戦地への慰霊の旅も印象に残っています。 なにより美智子さまが天皇陛下を支えられて歩まれた長い年月に思いを馳せながら、お二人がこれからの日々を楽しく、お健やかにお過ごしになられるよう心から祈りたいと思います。

お疲れさまでした!! 有難うございます!

 

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庭の片隅に・・・

2019-04-29 | 絵  ②スケッチ

          ホウチャクソウ

我が家の庭のドウダンツツジの生垣に接している一角にスズランやホウチャクソウ、白雪芥子(スノーポピー)が群れています。 どの花も今の時期に可愛らしい白い花をつけるので、新緑の中でよく目立ち、風が吹くとドウダンの白い小花と共にみどりの風に揺れているような爽やかな感じがします。 

ホウチャクソウはお寺のお堂の四隅の軒に下げた鈴(宝鐸)に似ているところから名づけられたそうですが、下垂した2センチほどの花は白と緑のグラデーションが魅力的です。 ところが、毒性があり、間違えて食べると吐き気などに襲われることがあるとか・・・

スノーポピーはホウチャクソウとは反対に、薬草の一種で、葉や茎を干したものが、解毒、消炎、打撲、皮膚病に効くのだそうです。

狭い範囲に毒性のある野草と薬草が共存しています。(^-^;

           スノーポピー

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「うたごえ」と藤の花と葛餅と❤

2019-04-25 | 良い加減介護

かねてからブロ友のびたさんの「下町のうたごえ」の楽しそうな活動の様子を読むたびに、一度は行って見たいと思っておりました。 それが、先日の高田馬場での芸術祭で、音楽を楽しむ夫の姿に「歌の力」を実感し、出かけて来ました~~ 亀戸のカメリアプラザへ。 

突然の訪問でしたが、のびたさんはじめ会場の皆さんに驚くほど温かく迎えて頂いて、すっかり馴染み(実は私も神奈川の下町育ち)、夫共々大きな声で歌い(中には知らない歌もrありましたが・・・)、心からリラックスした時間を過ごすことが出来ました~~ ひたすら感謝の気持ちで一杯です。 夫は大好きな歌を楽しい雰囲気の中で2時間も歌って、夕べはぐっすり眠れたようでした。

あらためて、のびたさんの活動のもつ素晴らしさを感じました。 浅草の本所地域プラザへも、とみなさんから声を掛けて頂き、早くもその気になっています。 (もう少し近ければ・・・毎回??)

うたごえの前に、10年近く前にスケッチしに訪れた亀戸天神にお参りして、藤棚に揺れる見事な藤の花を堪能してきました。 小雨が降っていましたが多くの人で賑わい、カメラを手に、みなさん藤の花の美しさを写真に収めておられるようでした。 

本格俳諧の席が脇の舞台で催され、和服姿の盛装した皆さんが俳諧をなさっている様子も見られました。 残念ながら素人にはさっぱり分かりませんでしたが、こんな風に伝統が引き継がれ守られているのだなぁ、と天神様の長い歴史を感じたりしました。

冒頭の絵は、’10年にスケッチの際描いた、亀戸土産の絵日記です。 今回も船橋屋の葛餅はしっかり買って帰りました。 日持ちがしないのが難ですが、今日のおやつが楽しみです。

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光を浴びて仕切り直し

2019-04-22 | 良い加減介護

高田馬場にある、いづのめ会館で開催された「2019春の芸術祭」に行って来ました。 2組の女性コーラス、ピアノ演奏、いづのめオーケストラ(いつの間にか「おやじバンド「」から改称したらしい)の演奏、そして ANGELIQUE & NAKAHARA(男性コーラス) の楽しい演目を心から楽しんできました。

実は夫はANGELIQUE & NAKAHARAのお仲間に入れて頂いて、練習に2回ほど参加したのですが、体調面や悪天候が重なり、鑑賞する側に回って、気楽に出かけたのでした。

光溢れるホールは温かさと優しさに満ちて、中原先生はじめここに集う人たちから沢山のエネルギーをいただける幸せの中で、夫はコーラスに合わせて音を取り、手拍子をし、身体中で流れる音楽の響きを楽しんでいました。 ずっと、私たちのことを気にかけて下さっているHさんは、『前と変わらないご主人で安心した・・・』と喜んでくれました。 確かに2時間の演奏時間の間夫は集中できていたし、みなさんといつものように会話を楽しんでいたのです。 

「だいじょーぶ」カモ・・・と明るい気持ちで帰ってきました。  音楽の力は素晴らしい

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演目は以下の通り:

1.女性コーラス  年輪  (寿会)

2.女性コーラス  この想いを ・ 君の風になろう ・ 継ぎ人 ・ いのちの色 ・ さくら (コール・リリア・ブランカ)

3.ピアノ演奏  月の光・ 「版画」より塔(ドビュッシー)  (宮尾 彰)

4.いづのめオーケストラ  シェルブールの雨傘 ・ 思い出の渚 ・ エーデルワイス ・  ダニーボーイ ・ ヘイ・ジュード

5.男性コーラス  エビータ ・ 星に願いを ・ チム・千ム・チェリー ・ 今輝いて (ANGELIQUE & NAKAHARA) 

                                                                     

 

  

 

 

 

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なんてことだ・・・なんてことだ・・・まさかの坂だ・・・

2019-04-17 | 良い加減介護

先月初め夫が通っていたデーサービスから、発語困難の様子が見られた、との報告を受けました。 丁度、翌週に3カ月に1度の主治医の診察があるため、詳しい状況を教えてほしい、と施設側に電話をすると、詳しくは書面でお伝えする、との返事でした。 

夕方ファックスで送られてきた施設長の最近の夫の気になる点の報告と、状況の具体的な理解のためにと添付された、看護師が作成した夫の個人記録に目を通して、ただただ驚きました。 およそ介護のプロが書いた書面とは思えないほど、夫の病気についての基本的な知識のなさを感じてしまうものでした。 家では見られない多動や集中力の無い行動は、単に病気が進行したとばかりとは言えない面があるのでは(家族の欲目かもしれませんが・・・)と、考え込んでしまいました。 

帰宅願望が強い夫を週2回も長時間(午前9時半から午後4時まで)預かって頂き、持参した音楽のCDをかけてくれたりして、夫の趣味や嗜好をよく理解して扱って頂いて、感謝感激、お蔭で私の自由時間が確保できた・・・と喜んでいた自分が情けない・・・ 自分の自由時間は夫の我慢の上に成り立っていたのかも・・・ 

人生 上り坂に下り坂、そして「まさかの坂」がある・・と聞いたことがありますが、なんだか「まさかの坂」ばかり歩いているような気がしています。

先月末にケアマネを交えて担当者会議があり、その席で、夫の施設での行動記録を書面にして届けることはケアマネの指示であったことを知り、またまた驚き、呆れるばかり。 ということはケアマネもその書類を施設側からこちらに送る前に目を通していたことが分かったからです。

なにはともあれ、市の包括支援センターのSさんに相談してみよう、と出かけて、施設からの書面と共に状況を話したところ、実によく話を聞いてくれ、理解してくれた上に、ケアマネを変えて欲しいとの希望に「分かった」と迅速に対処することを約束してくれました。 

今週初め、Sさんが新しいケアマネさんを連れて我が家にきてくれ、一件落着の模様。 今度のケアマネさんは先ずよく話を聞いてくれる人だから・・・との紹介なので、ホッとしています。 これまでのデーサービスは止める手続きをとってもらい(発語困難になってきたとの報告を受けて以来ずっと休んでいたのですが)、じっくりご主人にに合う所を探していきましょう、ということになりました。

昨日、介護者の集いに行き、今回のことを話すと、『ケアマネは本当に当たり外れがある』ということでみんなの意見が一致。 また、相性が良くなければ変えてもらえばいい、位に気楽に考えたら・・・とのアドバイスを貰って、チョッピリ心が軽くなりました。

来る「令和」の時代に、心機一転したい!と心から願っています。

 

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