曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

笑ったかな~~さくら

2019-10-31 | 絵  ①日本画

2年前のグループ展に出品した作品を見て、その余りに沈んだ画面に我ながら衝撃を受け、泣いてる桜を何とか笑わせたい・・・と消しては描き、描いては洗い・・・で、いかに丈夫な雲肌麻紙とはいえ、ひどい肌荒れの様子・・・ この辺が止め時か・・・と筆を置きました。

ムサビの卒業制作は100号(1620x1303mm)2枚で、私は「行く春1・2」として、桜をテーマに2枚描きました。 1枚は「花筏」、もう1枚は「散り桜」で、2枚とも散った桜のはなびらを重ねた作品でした。 花盛りの桜のスケッチをあんなにしたのに、なぜ枝から風に吹かれて散った花びらを描いたのでしょう・・・

それで、2年前、今を盛りに咲いている桜の花を描こう!と思って描いたはずが、なぜか桜の花は泣いている・・・

今回、もういい加減笑おう、笑門来福だ~~ の気持ちでお色直しをしてみました。が、そんな姑息なことはしないで、堂々と新たに描きなさい・・・とH先生の声が聞こえてきたような気もしています(;^ω^)

     ★     ★     ★     ★     ★

いよいよ、霜月、今年も残り少なくなってきました。 小春日和の穏やかな日に、3年振りに障子の張り替えをしようと障子紙を買ってきました。 障子に穴が開いていないのをいいことに、張り替えずにいましたが、そろそろ張り替えて、障子越しに明るい陽射しを楽しめる部屋にしようと思います。 8帖の和室が2部屋あり、一人で8枚張り替えるのはちょっと大変ですが、障子紙も進化してきて以前より作業が大分楽になってきました。

手間なし球根も、植えっぱなしにしているうちに、根詰まりを起こしてきたようで花が以前のように咲かなくなりました。 ブロ友のミルクさんのアドバイスで、今日全部球根を掘り起こして、腐葉土を敷き込み、ゆったり間隔で植えなおしました。 来年早々我が家の庭は水仙ガーデンになるでしょう。 シャクナゲも今年は蕾を沢山つけてくれているので、春には友達を呼んで、シャクナゲのお花見ができそうです・・・

 

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布施猫に会いに池袋へ

2019-10-29 | あれこれ

夏の終わりにブロ友さんがUPしていた、素敵な陶器の猫に魅せられ、その時ブロ友さんに作家さんの情報を教えてもらいました。 作家さんは山形県天童市で「布施猫笑店」という名の陶工房を開いているのですが、最近人気で関東方面にも出張販売に出ることもあるとの情報をもとに、電話で問い合わせたところ、ラッキーなことに10月24日から31日まで、池袋駅構内で出張販売の予定があるとのこと。

で、夫をデーに送り出して、行って来ました池袋。 言われた通り、池袋駅南出口を出てすぐのイベント広場には、いかにも女性が好みそうな猫がテーマの可愛い商品を並べた間口2メートルほどのお店が10店ほど並んでいました。 陶製・革製・布製・紙製、そして金属製などそれぞれ個性的な商品に、駅構内を移動していく女性たちも大勢足を止めて見ていました。

私のお目当ての布施猫はどこに?と会場をグルっと歩いて(そんなに広くはありませんが・・・)やっと見つけました~~ ブロ友さんが記事に紹介していた猫の面影を残している小ぶりの猫たち。 作家さんは想像していたより若く、温かな雰囲気の方でした。 ブロ友さんのことを話すと、『あ~~憶えています。 お店に買いに来てくれました。 その方が好きな初期の頃の猫はお店に置いてきてしまって、今回は最新作のものを取り揃えて持ってきました。』と。

ブログで紹介されていた猫たちは、緑豊かな店先の庭に無造作に置かれ、まさに「居るべき場所に居る」表情豊かな猫たちでした。 その猫たちに会える!と期待していただけに、今回は都会の人が手軽に買える品揃えとなっていて、ちょっと残念・・・ 

しかし・・・よく考えてみると、私が惹かれた猫たちは、ブロ友がその目と腕で捉えた猫たちだったのでは・・・と思えてきました。

カメラは誰でもが簡単に撮れるもので充分、と10年くらい前のカメラを持ち歩いている私が、ライカの人気ブログランキングで常に1位の座をキープしているブロ友をフォローするようになったのは、今年の夏、「本当の茨城を貴方は知らない」というタイトルで6回シリーズの記事に偶然出合ったのがきっかけです。 魅力度最下位をキープし続けている、我が住む茨城を取り上げてくれている!しかも、亡き母の出身の秋田の方だ・・・ととても嬉しかったことを覚えています。 渋い画面の底に確固たる写真に対する姿勢も垣間見え、分からないなりに写真の世界の奥深さのようなものを感じたりしながら、多分見当はずれなコメントを入れたりしています。

天童市の「布施猫笑店」には、きっとブロ友がUPしたあのどこかのんびり、人を食ったような笑える猫がたくさん自由に歩き回っているのでしょう。 残念とはいえ・・・幸いなことに、私を待っていてくれた猫ちゃんがいて、ほっこり気分でその2匹を胸に抱えながら、冷たい小雨の降る中を帰って来ました~~  

これまた、ウルマンの「青春」に続く、ブロ友とのと素敵なご縁だと勝手に思っています

https://blog.goo.ne.jp/6x6_2008


          布施猫笑店と店主 

           

              

           

  

           

 

           

 

               猫グッズ

           

          

           

 

           

 

我が家にお嫁入してきた猫は、いづれスケッチでご紹介します・・・

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S・ウルマンの 「青春」

2019-10-27 | あれこれ

最近は、ブロ友さん達から思いがけない素敵な刺激を受けることが多くなりました。

今日は北海道で、アマチュアバンドに所属しフルートやピッコロ奏者として活躍しているブロ友さんから、「詩と音楽のひととき」と言う会に参加した時の感動に接しました。 そして、思わず「あ~~この感じ、この感動・・・すっかり忘れていたな・・・」と日々の様々な雑事に埋没していた自分を意識させられました~~

彼女が参加した会は、演奏者にいくつかの詩が渡され、鍵盤奏者と分けて、イメージする曲をそれぞれ演奏するという趣向の会で、例えば・・・

詩: 立原道造/のちのおもひに・・・G.フォーレ/シチリアーノ FL

   小熊秀雄/鶯の歌・・・・・・・ R. シューマン/サンタクロースのおじいさん key

         谷川俊太郎/かなしみ・・・・・ S.ラフマニノフ/ヴォカリーズ FL

                                                             などなど・・・


そして、会の最後に80代の男性が、しっかりと良く通る声で、締めくくりにふさわしい感動的な詩を朗読したのだそうです。 アメリカの実業家でもあり、詩人でもある、S. ウルマンの「青春」です。


以下に、その全文をご紹介します。 宇野 収  作山 宗久 訳  

   青春とは人生のある期間ではなく 心の持ち方を言う。

   バラの眼差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく

   たくましい意思、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。

   青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

 

   青春とは臆病さを避ける勇気。

   やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。

   ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

   年を重ねるだけで人は老いない。

   理想を失うとき、はじめて老いる。

   歳月は皮膚にしわを残すが、熱情を失えば心はしぼむ。

   苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

   60歳であろうと人の胸には

   驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心

   人生への興味の歓喜がある。

   君にも我にも見えざる駅逓が心にある。

   人から神から美、希望、喜び、勇気、力の

   霊感を受ける限り君は若い。

   霊感が絶え精神が皮肉の雪におおわれ

   悲嘆の氷に閉ざされるとき

   20歳だろうと人は老いる。

   頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり

   80歳であろうと人は青春の中にいる。


     ★    ★    ★    ★    ★

 

読み終わって、何故かハッとし、背筋が伸びた気がしました。 忘れていた心の姿勢を思い出させてもらえました。 そして、ブロ友とも同じ思いを共有できた思いでいます。 大切にしたい人生の応援歌です・・・ 

 

 

   

 

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オ・ス・キ・ナ・フ・ク・ハ

2019-10-25 | あれこれ

タイトルをご覧になって、「お好きな服は」と思われた方が多いのではないでしょうか。 いいえ、これは秋の七草の覚え方の一つなのです 。 いつも、ご自分の足で野山を歩いて、私が見たことのないような珍しい山野草を素敵な写真で紹介して下さる、ブロ友のメリッサさんが教えて下さった覚え方です。

春の七草はいつでもスラスラ「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」と調子よく出てくるのに、秋の七草は覚えたはずが、しばらくすると、いつも何か一つが出てこない・・・ それが、この覚え方でバッチリ、スッキリ覚えられる!!となんだか妙に嬉しい。

お ・・・ オミナエシ

す ・・・ ススキ

き ・・・ キキョウ

な ・・・ ナデシコ

ふ ・・・ フジバカママ

く ・・・ クズ

 ・・・ ハギ


他にも、「ハスキーナオフク(ロ)」などという覚え方もあるそうですが、私は「おすきなふくは」が気に入っています。


そろそろ素敵な秋のお洋服など・・・ウィンドウショッピングに出かけてみようかしらん・・・(^^♪  な~~んて・・・

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今度はこんなのが出てきました~~

2019-10-21 | あれこれ

ようやく戻ってきた、「オール青山美術展」の展示作品。 余りに遅いので昨日業者さんに問い合わせたところ、『台風で流通が滞った上、出勤できない社員が何人か出てしまい、梱包発送作業が遅れ、ようやくすべての作品を昨日お送りしましたので明日、明後日には届くと思います。』とのこと。 ヤマト便とはいえ8日の搬出から約2週間も掛かったことになります。 

泣いてる桜が入っていた段ボール箱の中に「祈り」と共に一緒に送ってもらった書類に目を通していたら、愉快なペーパーが一枚でてきました~~ そう、そう、それは・・・美術展の最終日に会場に行った時、休憩室でコーヒータイムを楽しんでいる中で、ワッと大笑いの輪ができて・・・ え~~何がそんなに可笑しいのと、輪の中を覗くと、みんなで一枚の紙を回して『そうそう、分かるわ~~』、『あるわね~~こんなこと』、とニヤニヤ。 それは、(多分?)81歳になる校友(男性)が自分で作ったという「18歳と81歳の違い」の迷言?を書いたものでした。 面白いので、1枚貰って、書類に挟んで、作品と共に段ボールに入れておいたのです。

季節の変わり目、台風や前線でお天気もすっきりせず、色々と気分が沈みがちの中、少しは笑って頂けたら・・・と一部拾ってご紹介します。 (①から⑪までありました)


   ① 高速道路で暴走するのが18歳、高速道路を逆走するのが81歳。

   ② 偏差値を気にしているのが18歳、血糖値を気にしているのが81歳。

   ③ 心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳。

   ④ 進むべき道に迷っているのが18歳、家に帰る道に迷っているのが81歳。

   ⑤ 夜の街を歩き回っているのが18歳、夜の街を徘徊しているのが81歳。


何故、18歳と81歳なのか・・・単なる語呂合わせ?? ・・・ こうして書きながら自分でも何だか白けてきたりしていますが・・・桜を笑わせるのに手こずったあまりの、戯言とご勘弁ください。 また、身につまされるという向きには平にご勘弁を (実は一番身につまされているのは、他ならぬこのワタクシメでもあります


 お口直しに小さな秋?をお届けします。   

先日、散歩に行った折、若いお母さんと可愛い女の子が公園の茂みで一心に何か拾っていました。 「何を拾っているの」と女の子に聞いたら「どんぐり」と言いながらモミジのような可愛い手に拾ったドングリを見せてくれました。 あたりを見回すと、あちこちに色々な形のドングリが。 思わず一緒に拾って帰ってきました。 木々はまだ紅葉には早い様子でしたが、ドングリの木にはいっぱいドングリが重なってなっていました。 秋晴れが待たれますね。

             


 

 

 

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