春が近くなると必ず思い出してしまう、「春は馬車に乗って」という小説のタイトル。 横光利一の作品の一つですが、タイトルに惹かれて読んだ作品は、亡くなった奥さんに捧げるレクイエム作品といったもので、結核を患った妻と彼女の夫との間の辛辣で激しいやりとりが記されていて、若かった私にはいささか重い小説でした。
それなのに、なぜか春近くになると、この「春は馬車に乗って」の本のタイトルだけが私の中で一人歩きをして、春を待つ明るい気分になってしまうのです。 我ながらオカシイ・・と思うのですが・・・
私の住む町には、停車駅が途中一駅だけの単線鉄道が今なお走っています。 町の中心部から常磐線につなぐ4、5キロの鉄道です。 私自身は一度も乗ったことはないのですが、ヨーカドーへ行くための近道は田んぼの中の農道を行く道で、その農道を一両電車が横切る踏切があり、運が良ければ?踏切で電車の通過待ちをするチャンスに出合えます。 何とも長閑で好きな道です。 そんな電車を自分の春のイメージの中で走らせてみました~~ ソフトフォーカスにして、チョッと霞んだ春の感じを出して・・・ 「春は一両電車に乗って」(^_-)
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おまけ・・・下の絵は、10年以上前の秋に踏み切り近辺でスケッチしたものです。
秋の踏切りを通過したクリーム色とオレンジ色の帯の電車は常総線でも走っていました。
速度は遅く本当に長閑な電車で、
東京からの帰り、下館駅から隣駅の大田郷駅までよく乗車していました。
そうですよね(笑)。タイトルから想像するのは、まさにのりさんが描いたイメージですよね。
春霞の中を走るような列車は郷愁を誘い、素敵です。下の方の絵も自分が踏切に立って眺めているような気分になります。
追伸:横光が戦時中に山形のあつみ温泉に疎開した時期を描いた「夜の靴」という作品があります。併せて読むと、ほっと安心するかもしれません。
下の踏切の絵は、個展をした時、看護師をしている教え子が気に入って、お持ち帰り頂きました~~ 元気をもらえる!のだそうです。
ホッと安心できる「夜の靴」、読んでみます。
こんにちは😃
私
絵心まったくです TOHOHO〜
なので絵についてコメント初めてです
頓珍漢でしたらスンマソん
のりさんの色好きです
特にいろんな黄色好きです
空も雲も好きです
1枚いくらですか?
スミマセン。作家さんを知りませんでした(^-^;
ふわ~とした雰囲気で「朧月夜」のメロディーが、頭に流れました~♪
踏切の絵も素敵です。1両電車が絵にや写真に良い題材になるんでしょうね。
こちらの内陸線という3セクの電車に1度だけ乗ったことがあり、の~んびりとした雰囲気で
景色の良いところへ来るとスピードを落としてくれたり、この電車もそうなのかなぁと…
良く房総のいすみ鉄道は取り上げられますが こちらは初めて見ました
単線が私の中では旅情を誘います
素敵なスケッチですね
私の絵の色がお気に召しておられる!(^^)!とか
こんな嬉しい言葉はありません。
色んな黄色、空、雲・・・立派な鑑賞者です。 有難うございます。 最後の1行には(◎_◎;)しましたが・・・
ペンスケッチの個展を開催していた時は教室の先生から、『プロとして、作品には値段を入れて展示しなさい』とのアドバイスがあり一応値段を付けました~~ 友人や教え子たちがお買い上げしてくれて、画廊代くらいにはなったと思います。
今は、特に思い入れが深い作品以外(日本画が主)は、欲しいと仰って下さる方には断捨離をかねてお譲りしております。 もし、ネッシーさんがこれまでの作品のうちでお気に入りの絵があれば仰って下さい。 それとも、これまでの作品を我が家に見にいらっしゃって、その中から選びますか。 宇都宮からなら近いですよね。
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チョッと聞いてみただけだよ~~ン・・・も、全然OKですよ(^_-)-☆
竜ケ崎線はひたすら田んぼと畑の中を4.5キロ走るだけですから、スピードを落として見るような良い景色などないと思います(なにせ、私は乗ったことがない)
秋田の内陸線は角館など観光地がいっぱいあるのでしょう?? 角館は観光バスで2回行きましたが、今度は列車に乗って行って見たいです。
春はローカル電車に乗って」も中々素敵です!! 単線は確かに旅情にひたれますが・・・すれ違い待ち合わせが多くて急いでいる時は困ります・・・