曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

逃げないで二月・・・

2020-02-07 | あれこれ

毎年恒例「折り雛月間」に加え、今年の2月は大忙し。 昨年の秋、お隣の外壁塗装工事に来ていた業者さんに偶然見つけてもらった?我が家のベランダの下の角の腐食部分修理に加え、この際思い切って、外壁塗装と床下工事も一緒にして貰うことにしたのです。

先週、大工さんが来てベランダの角部分を開いて見たら、確かに塗装の下部分が腐食し木部がボロボロになっていて、危ない所だったことが分かりました。 家を購入後30年以上経ち、外壁塗装は何回かやり、2009年に夫が72歳で仕事をリタイアした年には、老後の二人の快適生活を目指して水回りをはじめ2階の夫婦それぞれの部屋を、お互いの趣味の部屋に改造してもらったり、リビングの床は新建材を天然木に張り替えてもらう等々かなり大規模な改築で、工事期間中は別に部屋を借りて40日程仮住まいをしたのでした。

家の内外が新築のようになり、快適生活を楽しんでいた2年後、あろうことか、あの東日本大震災に襲われ、家の中の壁に亀裂が走りました。 外壁の下部分にも多少ひびが入ったりしましたが、保険金の範囲内で修理でき、不幸中の幸いだったと思っています。 

それより、我が家では、震災当日に夫を病院へ連れて行き、検査を受けた結果、夫の介護が始まったという別のショックの日でもありました・・・

それ以来、11年経ち、そろそろ外壁塗り替えの時期がきていたともいえます。 工務店の担当者は『これが最後の塗り替えになると思うし(人生100年時代を目指しているのだよ、ワタシは!!)、3月決算に間に合うよう、工事費も精一杯勉強しますから。』とのことで、何回か打ち合わせをし、出してもらった見積もりを見ると、思いのほか高額でビックリ!! 予算として心積りしていた額より100万円も高かったのです💦・・・これには1階部分の床下全面にカナダで開発された、気密断熱システムを取り入れた工事も入っていることもあるのですが・・・部屋の温度差をかなり軽減できるという新システムは冬のヒートショックなどの危険性を考えると、やはり取り入れたい・・・等々、あれこれ友人に聞き、結局工務店自体信用できるし、工事内容を考えると妥当ではないかということで決断。 

これから、3週間近く、職人さんが出入りし、なにより家全体をシートで囲われる鬱陶しさを我慢する生活が続きそうで、少しばかり憂鬱です。

  ★     ★     ★     ★     ★

二(に)月は(に)逃げる・・・と言われていますが、塗装工事のドサクサに紛れて、自分では何も手につかないまま、あっと言う間に過ぎてしまわないよう、折り雛の材料を揃え、日本画も大下図と睨めっこすることは止めて、「なんでもあり」のムサビ精神で自由に描き始めました~~

見出し絵は、以前に描いた花の絵をコラージュしてポストカードにしたものです。

 

 

コメント (14)