たまたま、アメリカに関する本を連続して2冊買いました。
爆笑問題 「日と米(ひとこめ)」
出張中に読む本として東京駅で買いました。
仙台に着くぐらいまでに殆ど読めちゃうような本。 ライトノベル気分ですね。
そんな本でも私の知らないような史実がガンガン出てきます。
私が学生時代不勉強だったのは事実ですが
それにしてもいろいろと興味深い話がありました。
この本、ペリー来航からバブルまでの日本とアメリカの関係を
関連書籍の紹介を中心に超スピードで紹介しています。
対して 内田樹「街場のアメリカ論」。
内田樹の本は文庫、新書で本屋にでていたらできるだけフォローしています。
この本は現代も含めてアメリカ人を中心に歴史上の人物や現代人が
どのような状況の中にいて行動をとったのかということに重きをおいて
語っている感じです。
だから内容は「その人の立場に立つ」検証が多く、
時代の空気を再現する面白さがあります。
まずはその人がどんな歴史背景にいて、どのような生活をしていて、
その人が得ることができた情報を検証し、
且つ、時間的・空間的に得られなかった情報について排除します。
そのうえでその人の立場になる、という検証を続けていくので
読むのに手強いですが面白いです。
内田樹の本としては軽い方かも知れません。
ただ、検証の途中であっちこっちに寄り道しすぎて、
結局のところ内田さんは何をおっしゃりたいんだろうか?
と読んでいて悩んでしまうのが難点ではあります。
別に私はアメリカ好きでも嫌いでもありませんが日本に大きな影響を与える国として
これからも興味を持っていきたいと思っています。