東京勤務、田舎暮らし Can you imagine 2-hr commute for one way ?

生まれ育った田舎に暮らし、毎日2時間かけて東京の下町へ。
オタク第1世代の会社員 「たぬきねいり」 のささやかな日常。

セレンディピティ

2010年12月03日 | 日々雑感

以下、茂木健一郎氏の連続ツイートの写しです。


偶然の幸運に出会うことを、セレンディピティ(serendipity)という。
恋人との出会いから、ノーベル賞級の発見までセレンディピティがかかわっている。

イギリスの初代首相のロバート・ウォルポールの息子、ホラス・ウォルポールが、
手紙の中で『セレンディプの三人の王子』という童話を引き合いに出して、
「偶然幸運に出会うことをセレンディピティと呼ぼう」と提案してこの言葉ができた。

ホラス・ウォルポールはゴシック小説の作家だが、同時に手紙の名手。
「世界は、感じる者にとっては悲劇だが、考える者にとっては喜劇である」という、
しばしば引用される言葉を残している。

セレンディピティに恵まれるには、「3つのa」が大切である。
まずは、action(行動)。何もせずに待っているだけでは、偶然の幸運には恵まれない。
どんな理由、目的でもいいから、とにかく行動しなければならない。

セレンディピティに欠かせない二番目の要素は、awareness(気付き)。
大切なことが起きているのに、それに気付かなければ、せっかくの出会いを逃してしまう。

気付きにおいて特に大切なのは、「周辺視野」である。
今自分が注目し、向き合っているもの以外の、視野の端に見えているものに
いかに気付くことができるか。

セレンディピティに欠かせない3番目の要素は、acceptance(受容)である。
出会ったものが、自分の今までの価値観、世界観と相容れないものであっても、
それを拒絶してはならない。受け入れて、自分が変わらなければならない。

人間がセレンディピティを必要とするのは、つまりは開放系であり、動的システムだから。
誰一人として、自分だけで完結している人などいない。


以上、写しでした。(下線は私が引いています。)

action,awarenessについてはすぐピンと来るのですが
ラストのaであるacceptanceについて私はよく見落としがちです。
頑固なA型なんで(笑)。

でも、仕事でも業界が変化しているのに今までの手法や考え方で
自分だけ仕事を進めていたら決して幸運に出会えませんよね。

何が変わっているのかを気付き、受け入れ、行動すること。
ゲームチェンジャーといわれるそれまでの業界のルールを変えてしまう商品が
開発されて市場を席巻するまでの物語の中には必ずこの3つが関わっていますよね。

セレンディピティは意識して得られるものではなさそうですが3つのaは意識できそうです。

茂木氏のおしゃる通り仕事的にもプライベート的にも結構重要なことだなぁ、
と思い転記した次第です。


高齢化社会

2010年01月21日 | 日々雑感

昼食時。

チェーンの定食屋で昼食をとっていたのですが、そのお店では
キッチンを若者とおばちゃんが担当しておじいさんが接客をやっていました。

で、このおじいさんの接客が全然駄目。

まず、声が小さいのと元気がないのが致命的。
オーダーを聞き返すのに「はぁ?」とか言っちゃってるし。

で、おじいさんが裏手に引っ込んだ後でキッチンから
おばちゃんがこのおじいさんを叱り飛ばすのが聞こえてきました。

どんな外食産業でも お客の聞こえる場所で店員教育をやる店には
私は可能な限り近寄りたくありません。


で、このおじいさんが(精神的にも立場的にも) 弱いと見たのか
労務者風の客のおじいさんが丼に髪の毛が入っているとクレームをつけてきました。

で、新品に交換。
クレームに対応するのは店の反応としては理解できます。

隣に座っていたから見ちゃったんだけど、
確かに女性のものと思われる髪の毛が1本入っていました。

けれど、たかだかン百円の丼、原価とか考えたらそのくらいいいじゃない
と思えるようなものでした。

そんな訳で居心地の悪かったその店を私はさっさと撤収しました。


この後、なんでこんなにこっちが不愉快なのか思い返してみたんですけど、
多分、当事者がみんなお年寄りでみんなどこか周囲に対する気遣いが
足りていないからなんじゃないかと思い至りました。

接客業に無理があるのに接客するお年寄り。
店の雰囲気を考えずに叱り飛ばすおばちゃん。
弱気の店員に文句つける高齢の労務者。

お年寄りに十分に生活費を与えない社会が悪い、っていっちゃえば
それまでなんでしょうけど、それだけなんでしょうかねぇ。


往年の少女漫画の名作、三原順先生の『はみだしっ子』の中で
主人公のひとり、アンジー(皮肉屋さん) があるシーンで
養父の「私に何を望む」 という質問に対して

「長生きするのも悪くないって思わせてくれればいい。」
って返事をします。 (例によってうろ覚えです。)

私が(多分、多くの人も)高齢者に望むものってまさにそれなんですけどね。


デフレ傾向

2009年11月24日 | 日々雑感
眼鏡のレンズがプラスチックレンズなのですが
コートがガラスレンズよりも弱いために2年程度ではげてきました。


で、最近TVCMを連発している「眼鏡市場」で購入したんですけど
セールス中ということで込み込みで15,800円で済んじゃいました。

普通、看板にこう書いてあっても
「実は…」って感じで追加のオプションがついて高くなるものなんですけど、
本当に追加料金無しの15,800円。

妻と二人で眼鏡のリニューアルをして31,600円。びっくりです。
イメージキャラクターのぺ・ヨンジュンのポスターまでつけてもらいました。

また、こういう安売店の眼鏡って
今どきの横長の眼鏡しか安くならないのが普通なんですけど、
この店では今まで私が使用していたのと同じ視野の広いタイプの眼鏡でも
同じ値段でした。

こんなやつを買いました。


(今どき風の眼鏡も検討したのですが、眼鏡をかけてみただけで
妻に吹きだされてしまったので泣く泣くあきらめました(笑))

耐久性については使ってみなければわからないですけれど今のところ大満足です。


買い物ついでに靴も2足買いました。


テイジン製の合成皮革だけど割引セールでそれぞれ1足で 6,245円。

私は足が大きくて、今まで安くても1足10,000円はしないと満足な靴は
買えなかったんですけど、この安さ。

眼鏡も靴も、デフレ恐るべしです。
私は嬉しいけど大丈夫か、ニッポン。

ティッシュ配り(ティッシュなし)

2009年10月20日 | 日々雑感

不景気なもんで。
ティッシュ配りにもコストダウンの波が押し寄せて
ついにティッシュが無くなってしまいました。

こんな感じ。


これを上手く持つといかにもティッシュがあるように見えます。
悟られずにいかに配るかがアルバイト諸氏の腕の見せ所のようです。


確かに手にとってもらえる確率は高くなる気がしますが、
もらったときのがっかり感が先にたって
広告効果としてはいまいちな気がするんですけど。 どんなもんでしょう。


立ち読み2題

2009年07月08日 | 日々雑感

本屋で立ち読みして気になった記事2題。
買っていないんで内容ちょっといい加減です。


とある財界誌に乗っていた記事
「ケーズデンキの頑張り過ぎない経営」  (そんな題名だったような。)

昔から、電気屋の店員は若い人ばっかりで年取るとどこに行っちゃうんだろう
って思っていたけど、その一端が載っていました。

要は「暖簾分け」して会社をスピンアウトしちゃうのが伝統だったみたいです。

でも、今の家電屋って量販店が主だから暖簾分けもへったくりもない訳で、
そこを棚上げして丁稚奉公させちゃうと企業も社員もどんづまる。

それをさせないために、ケーズデンキでは
社員に一般企業並みとはいかないまでも可能な限り休日をとって、
定年まで会社にいるビジョンを社員に持たせているそうです。

結果的に優秀な社員のスピンアウトを防ぎ、
かつ社員のモチベーションが上がる、という逆転の発想。

ヤ○ダ電機でおなじみの北関東商法に対するアンチテーゼというところでしょうが、
カウンターとなりうるか、結果は10年後の市場のみが知る、
といったところでしょうか。  (業界違うんで、他人事でスンマセン。)


2題目。
女性誌の別冊の韓国紹介誌
「ソウル行ってグルメしてエステして美しくなったりならなかったり」
(そんな題名じゃないと思うが。)
同じようなテーマで同じような女性誌2誌から別冊がでていました。  不思議。

封さえしていなけりゃ女性誌だってなんだって立ち読みするよ。 オジサンは。

内容は、題名の通りです。  写真誌みたいなもんで、
真っ赤な食べ物やらマッサージ屋やらがそれは美しい写真で掲載されていました。

で、気になったのは、雑誌に、特に写真の中に
ハングル語がほとんど写っていなかったこと。
この手の雑誌見てソウル行ったらハングルだらけの町並みにびっくりするでしょうね。
きっと。


おまけ。
郵便局で暑中見舞い用の切手を買おうとしたのですが、専用のものがなく、
「ふるさとの花 第4集」を買いました。


夏に咲く花じゃない気もしますが、お決まりの切手よりは良し、ということで。


リクルートスーツ

2009年05月02日 | 日々雑感

日中、大江戸線に乗っていると某駅で数人の若い女性が乗車。

そっくりの服を着ていたので「制服かな?」と思っていたのですが、良く見ると微妙に違う。
どうもリクルートスーツのようです。

それにしても皆さん似たような格好をしてらっしゃる。
シャツの襟の立て方から髪型から靴やバッグに至るまで、殆ど同じ。

で、結果どうなるかといえば、
スタイルや顔立ちの違いがくっきり浮かび上がるんですね。
私のような女性にあまりがっついていない人でも短時間で好みの女性を選びやすくなる、
みたいな感じです。


お嬢さんたち、多分、就職情報誌に惑わされていますよー。
そんな就職のときにしか使えないようなスーツ買って
他人との容姿の優劣を自分で強調してどうするの?

自分の容姿に自信のある人はそれでいいかもしれないけどそれ以外の人は
もっと戦略をもって自分を売り込まないと、見た目で負けちゃいますよー。

もっと自分の売り方を考えましょうよ。

それとも今は企業の人事が没個性の人しか受け入れないのかなぁ。

日本の企業も日本の女性も、どっちも心配です。
まぁ、余計なお世話なんですけどね。


守れないルール

2009年04月11日 | 日々雑感
昨日の帰路の通勤快速。
いつもの車内放送。
「優先席付近の方は携帯電話の電源を切って、それ以外の方はマナーモードに…」

たまたま優先席の前に立っていたので、ふっと前を見ると、
優先席に座っていた3人の男性(別々の年齢・職業。でも多分サラリーマン)が
3人とも一心不乱に携帯電話でメールしていた。

可笑しくなってしまった。

今時、携帯電話でマナーモードにするのは、多分、一般常識になっている気がするのだが、
優先席で携帯の電源を切るというのは、多分、今の日本人の常識性の範疇を超えているのだ。

だって、私も含めて多くの日本人は知り合いにペースメーカーを埋めている実際例を知らないから。
だから、いくら車内放送で何を言おうとも、その人の気持ちになってあげられないのだ。

とはいうものの、そういった人のいる、という事実は厳然としてある(みたいだ)。


そこで、通勤車両では、1両だけ「電波受信不可能車両(仮称)」というのを
作ってみたらどうだろうか?
送受信できなけりゃ、携帯を使わない人だけしか乗らないでしょう。
それでも乗る人だったら、かなりの確率で電源切ってくれることが期待できると
思ったんですけど。

ガラス表面に金属導線を配置することで特定周波数を選択的に遮断することは
既に技術的には可能なようだ。これを応用しちゃう。

で、それでもメルメル下書きを書いている人の対策として、
法的にもこの車両で電波を発生する機器を使ったら航空機の離発着時と
同様の罰則を設けちゃう。

多分、携帯電話が使えなければ女性専用車両よりも混まない車両になるんじゃ
ないだろうか?

以上、妄想なんですけど、
役に立ってるとも思えない放送続けるよりも前向きだと思うんだけど、どうでしょう。

朝の新勉強場所候補

2009年04月03日 | 日々雑感

某駅のド○ールでお客ともめてしまった話の続き。

結局、あの日(3月25日のブログ参照)以来、新しい勉強場所を探すのに
いろいろと河岸(かし)を変えてみていました。

折角なので前向きに、前よりも安くて居心地のいい場所を、
ということで、なかなか「これだ!」という場所が見つけられませんでした。

そしたら本日、乗換駅から僅か1分歩いたところにファーストキッチン発見!


ファーストキッチン(以下F.K)というのは私にとって縁起のいい場所で
昔、英語の勉強を本気でやったとき、別の駅のF.Kで一年間毎日勉強して
目標を達成した思い出があります。

結局、通勤経路の変更でその駅を経由しなくなってしまったので
そのF.Kとは縁遠くなってしまったのですが、店舗への好評価は変わらず、
昨日、現在の乗換駅で別の店舗を見つけることができたというわけです。

F.Kはコーヒーチケットも6枚1,000円とリーズナブルだし、
( しかもカフェラテ頼んでも追加料金が発生しない!)
紙コップではないので紙の匂いとかもコーヒーにつきません。
客数も多すぎず少なすぎず、見られてる感が勉強にグーです。

数日間は客層を見て(繁華街にあるので客層はちょっと心配)、
問題なければ本格的にここを朝の勉強場所にしようかと思っています。


で、思ったのは
喫茶店は本当に立地が大事なんだなぁ、ということです。
これだけファーストキッチンと相性がいいとか書いておいて、
たった1分の遠回りをしなかっただけでお店を見つけられなかったんですから。

今まで通っていたド○ールはJRと地下鉄の乗り換え通路上にあります。

味や雰囲気もあるのでしょうが、ド○ールの行列のできる繁盛振りには
立地条件のファクターが大きくものをいっていると思います。


4月になって心機一転、日々の学習にも手を抜かず頑張りたいと思います。


ド○ールの場所取り

2009年03月25日 | 日々雑感

毎朝、都内のド○ールで英語の勉強をしているんですが
ちょっと困ったことが起きました。

コーヒーを買うのに行列している僅かな時間、
場所をとるために椅子に荷物を置いているんですが、
別の人がその場所をとってしまったんですね。

やんわりとその場所の所有を主張したんですけど、その男性の方は
「そういうことやられると先に買った人が困るじゃないか」
といって場所をどいてくれませんでした。

貴重な朝の時間を言い争いに使いたくないので
その場から撤収、昨日の英語の勉強はパスしました。

主張としては相手の言い分が正しいように思います。
しかし、場所の確保ができないのに店内でコーヒーを飲むといって
コーヒーを買う人がそうそういるとも思えません。

ましてや私はコーヒーは場所代、ド○ールは30分勉強する場所と思っているので
場所が確保できなければお金を払う意味が無いのです。

と、いう訳で、場所取りができなくなるようなら私にとって
朝のド○ールは意味が無い場所になってしまいました。
相手の顔は覚えていませんが、再度会っても嫌ですからね。

このド○ール、朝のサラリーマンが一人で喫茶店にいく訳ですから
場所取りは普通におこなわれていました。
実はこういったイザコザはこの店では何度か見たことのある光景でしたが
まさか自分が当事者になるとは思ってもいませんでした。

席に余裕があればこんなことにはならないんですけど、
こういう店はスペース=コストですからねぇ。

今後の私の方針としては、場所取りをしなくても十分にスペースのある飲食店に
勉強場所を変えることを検討したいと思います。

コストダウンも兼ねて2階のマ○ドナルドに行くかなぁ。
プレミアムコーヒー、ド○ールの半値と思えば我慢できる味だし…


歪むことば

2009年02月20日 | 日々雑感

営業スタッフからコメントを求められる。

判断が難しかったので、
「こういった仮定と前提のもとでならこうじゃないの」
といったコメントをした。

数分後、そのスタッフが上司に電話。
「たぬきねいりさんがこう言ってますから」
って仮定や前提は抜きですか。
それじゃ一般論に聞こえちゃうでしょう。

そのままじゃまずいと思って結局そのスタッフの上司と
影響がありそうな数人にメールする破目に。

なんてこった。
一言のコメントのために言葉を選んでメールをしなくちゃならない。
時間と精神の浪費だ。

物事を伝達するのは難しい。
しゃべった言葉は相手の都合のいいように(ときに恣意的に)歪むし、
文書は「言った、言わない」論を避けることができるけど時間がかかる。

時間がかかっても大事なときはやっぱり文書だ。
今はメールとか便利グッズも多いし。

コメントを求められて即答してしまった自分の不明を恥じる。
元来私はお調子者でひとこと多くて墓穴を掘るタイプだ。

友人に言わせると、
「たぬきねいりさんには目立ちたがりの『わいが、わいが』の血が流れている」
のだそうです。

お調子者も本業に支障をきたすと罪ですよね。