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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都発幕間旅情】京阪600系,琵琶湖畔は石山坂本線を往く大河ドラマ"光る君へ"ラッピング電車

2024-05-12 20:00:20 | コラム
■光る君へ
 あまり光ってもらっては現代では困るのですが。

 石山坂本線では現在大河ドラマ“光る君へ”のラッピング電車が運行されています。平安時代を舞台としました大河ドラマ、貴重なのですけれどももう一つ、藤原氏の平安京における台頭、平城京での台頭と天平天然痘の歴史で衰退、再興の時代を描いてほしかった。

 平安時代ですが、栄華を誇った藤原氏とはいうものの、寺院や邸宅という意味では飛びぬけたものはなく湿地帯や風葬地近くに造営するなど、権力者の方が貧しいという日本独自の逆格差や、末法思想と自然災害というものの史実をもう少し深堀してほしいのですよね。

 600系電車と700系電車が運行される石山坂本線、。京阪電鉄でゃ異色の存在という印象の路線でして本線とは接続されておらず運行車両もはるかに小型の二両編成という独特の印象とともに全路線14.1kmが大津市内を運行しているという大津のローカル線という感じ。

 比叡山坂本からは延暦寺への鋼索鉄道が若干歩いた先にありまして、その界隈には日吉大社など、新しい神社ですが近江神宮が昭和の頃から鎮座していてその近くには古刹の三井寺が広い伽藍を湛え、そして石山神社や石山城址を経て終点の先には石山寺があります。

 大津市を琵琶湖岸に沿って縦断する路線ですので通勤需要と通学需要はある路線なのですが、京都へ向かうには東海道本線と湖西線の輸送力が大きく、20年ほど前には余りに赤字である為に分社化が検討されたほどでしたが10年がかりの収支改善策が実り今に至る。

 観光路線としては、三井寺等もう少し混雑してもいいのではという壮大伽藍なのですが、考えると京都でも善峰寺や大覚寺のように若干でも観光の中心を逸れてしまうと意外と閑散としてしまいますので、やはりなあと思いつつ勿体ないとおもう沿線なのですが、ね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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