◆ブルーインパルス2010始動!
ブルーインパルスの2010年における飛行訓練がホームベースである宮城県の松島基地にて、本日から開始されたとのこと。
報道によれば5日、藤井財務大臣が体調不良により財務大臣を辞任する意向を表明したとのこと。ほかには、東京地検は民主党の小沢幹事長の資金管理団体について、土地購入資金を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、近く事情聴取を要請するとのこと。また、シーシェパードの抗議船が南極海にて日本捕鯨船団の一隻に衝突し、大破したとのこと。こうした話題がある中で、本日はブルーインパルスの新年の話題を掲載したい。
NHK仙台放送局がお昼のニュースで報じたところによれば、航空自衛隊のアクロバット飛行部隊として知られるブルーインパルスの飛行始めが本日、航空自衛隊松島基地において行われたとのこと。飛行始めは、その年最初に行われる各部隊の訓練を意味する。本日の松島基地は通常離陸では編隊離陸を行うところを、気象条件の関係から一機づつの離陸となったとのこと。
離陸したブルーインパルスは編隊を組み、金華山沖の太平洋において訓練飛行を行ったという。松島基地では、本日、F-2BやT-4など31機が本日、飛行訓練を実施すると発表しており、航空自衛隊の2010年が本格的に始まる。また、岐阜基地や小牧基地でも飛行訓練が始まった模様。
このほか、中国新聞によれば、昨日、岩国航空基地で海上自衛隊のヘリコプターが年頭飛行の編隊を組んだとのことで、今週中に陸上自衛隊でもヘリコプター部隊の飛行始めが行われるようだ。陸上自衛隊の飛行始めは、多数のヘリコプターを用いての大編隊での飛行となり、例年の事例から今週の木曜日か金曜日あたりに行われるのでは、と推測。
2010年最初の訓練としては、1月10日の日曜日に、習志野において第1空挺団の降下初も行われ、こちらは一般公開されることとなっている。第一空挺団の行事については、訓練展示模擬戦も含めかなりの迫力で定評があり、こちらについてはその実施など、後日詳しく掲載したい。
さて、ブルーインパルスの飛行訓練開始とは直接関係ないが、今年こそ次期戦闘機F-Xの決定や戦闘機国産技術維持の明るい見通し、次期対戦車ヘリコプターの見通し、そして次期輸送機C-Xの初飛行、などなど、今年は航空機関連のさまざまな難題についても打開の見通しを期待したいところ。
航空自衛隊航空機操縦技術の象徴であるとともに最大の広報効果を誇るブルーインパルスの訓練が開始されたということだが、ブルーインパルスの訓練初めを筆頭として全国の自衛隊航空部隊での訓練が本格化するのだが、本年は、重大事故のない中で精強な部隊錬成が行われることを祈念したい。
HARUNA
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