北大路機関

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【G3X撮影速報】かが/DDH-184KAGA,祝日海の日三連休敦賀港一般公開(2019-07-15)

2019-07-27 20:04:38 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■自衛隊最大護衛艦かが全景
 前回のG7撮影速報、日時を間違えていました、7月15日です、今年の。ヘリコプター搭載護衛艦かが敦賀港艦艇広報のコンパクトデジカメによる速報記事の後篇です。

 かが、敦賀港一般公開。大阪港ほどの混雑はありませんでしたが、大阪港を思い出したのは護衛艦かが、その巨大さです。要するに敦賀港の岸壁からは艦首を含めた全体を撮影出来ないほど、岸壁一杯に停泊していたのですね。するとなんとかして、全景を撮りたい。

 金ヶ崎城址、織田信長危機一髪、となりました歴史をもつ城址、京都アニメーションの“氷菓”でもちょっとだげ話題になりました金ヶ崎城、高台に在ります。そして敦賀の港を見下ろす好立地に在ったといいますので、早い話が見えるだろう、と登ってみたわけですね。

 日本海を一望、といいますか、何故か私は自衛隊関連写真を撮影する際に高台に、予定外で、のぼる事が多いような気がする。その途上、同好の方と山道でお話しし、櫓跡の方が天守跡よりも護衛艦を一望できる、と聞き、それ程体力消耗せず済みました。感謝です。

 SEA-RAM個艦防空ミサイルシステム。G3Xは金ヶ崎城からここまで撮れた、というのは冗談で、もう一回敦賀港へ。実はもう一人合流しましたので、改めて敦賀港護衛艦かが見学へ、という。流石に当方は二度乗艦するのも乗艦締切間近故に断念し、岸壁から望む。

 かが上部構造物を見上げる。聞けば敦賀港かが一般公開の来場者は9000名程度だったといい、成程一日当たりにしたらば人数は多そうに聞こえますが、大阪港かが混雑や伊丹駐屯地祭が二万近い来場者を一日で集める事を考えますと、それ程の混雑は無かった、と思う。

 12.7mm重機関銃、飛行甲板からも眺められましたが岸壁から見上げる事も出来ました。自爆艇攻撃や不審航空機警告用に用いるとの事ですが、海上自衛隊に適当な装備が他にないとはいえ、米艦のような25mm単装機関砲というような射程のある装備も必要だとおもう。

 CIWS,バルカンファランクスの愛称で知られるミサイル迎撃用近接防護装備です。ただ、光学式照準器により管制射撃が可能で、12.7mm機銃と任務が重なる。やはり近接防護用には25mm機関砲か、もう少し重いですがイタリア艦のような76mm単装砲も必要では。

 一般公開時間が終了した頃の敦賀港、ここは改正ソーラス条約により平日には特別な許可が無ければ立ち入れない埠頭地区です。ちょっと前まではここに長蛇の列があった。荷役用クレーンがその語源たる鶴のような形状を見せると共に、やはり、その大きさが際立つ。

 OPS-50対空レーダーのアクティヴフューズドアレイレーダーアンテナが強調され、これは僚艦防空能力を持つ、ひゅうが型、あきづき型のFSC-3からミサイル管制能力を省いたものですが、相応に高い航空管制能力を持つとされ、将来F-35B等の航空管制に寄与しよう。

 184,艦番号。かが竣工のその日に自衛艦旗を返納し退役した護衛艦くらま艦番号が144ですので、144,184は第四のヘリコプター搭載護衛艦くらま任務を引き継いだのが第四の全通飛行甲板型護衛艦で第二世代ヘリコプター搭載護衛艦四隻目を示す艦番号、といえますね。

 艦首を望む。いや、此処を撮ると全景が見えないからこそ金ヶ崎城へ上ったのですね。全員思いは同じだったようで、中には金ヶ崎城以外にも敦賀港で全体を撮影できる場所を探して長時間歩き回った方々も居たのだとか。敦賀港埠頭に収まらない護衛艦の時代なのだ。

 10mm広角でも準備しておけば敦賀港埠頭から全体を撮影できたのでしょうか、そんなことを想いつつ撮影を完了しました。かが艦艇広報は続き、翌週は小樽へ、今週末は伏木富山港へと。母港は呉基地ですので、かが。お座敷の多い人気の護衛艦だと改めて感じます。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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