■機動戦闘車
結局のところ字面の防衛力よりも衝撃波の体験の方が心理的な抑止力を形成するのだろうなあと思うのが機械化装備を実際に見てみた際の感想です。
FH-70榴弾砲の発砲炎をとらえた、G3Xでの撮影でこの瞬間を撮影できたというのは、うれしいなあ。こういうのも連写するとG3Xは画像番号が滅茶苦茶になるので、一枚一回シャッターという操作で撮影している、連写せず、発砲炎が撮影できたのだから。
16式機動戦闘車が一瞬続いて空包射撃を行う。発砲炎、映りませんでしたねえ。しかしこのG3Xと同時に操作していたEOS-7DMark2は発砲炎を、当然連写していたからだけれども、記録していまして、当たり前ですが一眼レフと操作性と性能の違いがでた感じ。
特科火砲の支援下で機動戦闘車の前進、攻撃前進、という感じが出ていい構図です。大津駐屯地は後方の、といいますか背景が賑やかですので状況の雰囲気が出ない、見学者も大勢いるものですから、しかしそのなかで雰囲気を出せるよう工夫してゆく。
機動戦闘車が進む、74式戦車が今年三月に全廃され、いまやこの機動戦闘車が本土防衛の要、なのですが師団には偵察戦闘大隊にこの機動戦闘車が1個中隊あるのみ。大隊隷下の戦闘中隊、せめて2個中隊とできないか、戦車中隊を置くことは出来ないものなのか。
105mm砲の空包射撃、ううむ発砲炎うつらず。90式戦車と10式戦車は自動装填装置をそなえているのですが、この機動戦闘車は装填手が105mm空包を装填して、準備よし、てーっ、と車内で号令の怒号が響き渡っているのです、その苦労に見合う迫力が目前に。
前進よーい前へ。この号令、戦車部隊では当たり前の号令であったのですが、やはりこの機動戦闘車でも号令として響いているのでしょうか。この号令は、かや書房の本に題名として用いられていました。10式戦車もすごいですがこの機動戦闘車も機動力は。
迫ってくる機動戦闘車、装輪車両の機動力というものをかんじさせますが、連綿と技術開発を続けた分野では卓越した技術を発揮する日本の研究開発、遠くない将来に樹脂製履帯を採用した、38tくらいの装軌式機動戦闘車というものがでてくるかもしれない。
スラローム射撃、10式戦車が2012年の富士総合火力演習で展示して世界を驚かせたこの技術、一応16式機動戦闘車でも可能です、富士総合火力演習でも展示されました。もっともこの数年、富士総合火力演習が一般公開されないようになって久しいのだけれども。
機動力を活かし機動戦闘車、ちなみにこのときの戦車長、いや車長、最後に行われた中部方面隊戦車射撃競技会の小隊の部で優勝した戦車長、同時に行われた第15即応機動連隊機動戦闘車隊の小隊射撃よりも成績がよかったという。いやMCVのとき大雨降ったやん。
榴弾砲と機動戦闘車の絡み。なお、74式戦車の競技会の後で参考ということで機動戦闘車の射撃が行われたときだけ会場に大雨が降ったのですが、戦車乗りにとって運も実力のうちなんですよ、という言葉になにか納得させられた。戦車を使いこなしたわけだし。
スラロームをおえて。富士学校からもあの戦車射撃競技会は、なにしろ74式戦車だけの競技会は最後だったためなのですが視察が多く訪れ、74式戦車でも訓練を極めればあれだけ性能を発揮できるか、と驚かせたことを後日なかのひとたちから側聞しました。
第3偵察戦闘大隊、74式戦車から乗り換えて二年目ですが、来年度予算に用途廃止された74式戦車が予備保管されることが決定したその背景には、ナナヨンもまだまだ使えると第3戦車大隊が実力でしめしたことと無関係では、無いのかもしれませんね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
結局のところ字面の防衛力よりも衝撃波の体験の方が心理的な抑止力を形成するのだろうなあと思うのが機械化装備を実際に見てみた際の感想です。
FH-70榴弾砲の発砲炎をとらえた、G3Xでの撮影でこの瞬間を撮影できたというのは、うれしいなあ。こういうのも連写するとG3Xは画像番号が滅茶苦茶になるので、一枚一回シャッターという操作で撮影している、連写せず、発砲炎が撮影できたのだから。
16式機動戦闘車が一瞬続いて空包射撃を行う。発砲炎、映りませんでしたねえ。しかしこのG3Xと同時に操作していたEOS-7DMark2は発砲炎を、当然連写していたからだけれども、記録していまして、当たり前ですが一眼レフと操作性と性能の違いがでた感じ。
特科火砲の支援下で機動戦闘車の前進、攻撃前進、という感じが出ていい構図です。大津駐屯地は後方の、といいますか背景が賑やかですので状況の雰囲気が出ない、見学者も大勢いるものですから、しかしそのなかで雰囲気を出せるよう工夫してゆく。
機動戦闘車が進む、74式戦車が今年三月に全廃され、いまやこの機動戦闘車が本土防衛の要、なのですが師団には偵察戦闘大隊にこの機動戦闘車が1個中隊あるのみ。大隊隷下の戦闘中隊、せめて2個中隊とできないか、戦車中隊を置くことは出来ないものなのか。
105mm砲の空包射撃、ううむ発砲炎うつらず。90式戦車と10式戦車は自動装填装置をそなえているのですが、この機動戦闘車は装填手が105mm空包を装填して、準備よし、てーっ、と車内で号令の怒号が響き渡っているのです、その苦労に見合う迫力が目前に。
前進よーい前へ。この号令、戦車部隊では当たり前の号令であったのですが、やはりこの機動戦闘車でも号令として響いているのでしょうか。この号令は、かや書房の本に題名として用いられていました。10式戦車もすごいですがこの機動戦闘車も機動力は。
迫ってくる機動戦闘車、装輪車両の機動力というものをかんじさせますが、連綿と技術開発を続けた分野では卓越した技術を発揮する日本の研究開発、遠くない将来に樹脂製履帯を採用した、38tくらいの装軌式機動戦闘車というものがでてくるかもしれない。
スラローム射撃、10式戦車が2012年の富士総合火力演習で展示して世界を驚かせたこの技術、一応16式機動戦闘車でも可能です、富士総合火力演習でも展示されました。もっともこの数年、富士総合火力演習が一般公開されないようになって久しいのだけれども。
機動力を活かし機動戦闘車、ちなみにこのときの戦車長、いや車長、最後に行われた中部方面隊戦車射撃競技会の小隊の部で優勝した戦車長、同時に行われた第15即応機動連隊機動戦闘車隊の小隊射撃よりも成績がよかったという。いやMCVのとき大雨降ったやん。
榴弾砲と機動戦闘車の絡み。なお、74式戦車の競技会の後で参考ということで機動戦闘車の射撃が行われたときだけ会場に大雨が降ったのですが、戦車乗りにとって運も実力のうちなんですよ、という言葉になにか納得させられた。戦車を使いこなしたわけだし。
スラロームをおえて。富士学校からもあの戦車射撃競技会は、なにしろ74式戦車だけの競技会は最後だったためなのですが視察が多く訪れ、74式戦車でも訓練を極めればあれだけ性能を発揮できるか、と驚かせたことを後日なかのひとたちから側聞しました。
第3偵察戦闘大隊、74式戦車から乗り換えて二年目ですが、来年度予算に用途廃止された74式戦車が予備保管されることが決定したその背景には、ナナヨンもまだまだ使えると第3戦車大隊が実力でしめしたことと無関係では、無いのかもしれませんね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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