北大路機関

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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-滋賀県長浜市,戦国武将浅井長政と豊臣秀吉の城下町であんみつ

2023-11-23 14:11:01 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 令和五年というのは浅井長政が長浜の地を広めその滅亡後に豊臣秀吉が受け継いだ長浜引継から450年目の節目の年という。

 北大路機関と云えば最早、川重を語らずにはいられません。いやいや戦艦の榛名さんは神戸川崎生まれだけれども護衛艦はるなさんは長船でしょう、と思われるかもしれませんが、ここでいう川重はカワジュウではなくカワシゲ、長浜市黒壁通りの焼き物屋さん。

 お買い物を終えましたら二分ほど先にある和菓子屋さんでお茶を頂く。忙しなく急くような日常の給水所を思わせるキッサテンではなく喫茶という名の通りの豊かな時間を愉しむ、や嗜むための調度品があふれていまして、読書に、先程の川重で購入した九谷焼とか美濃焼とかの焼き物を観返すには相応しいよそおい。

 アイスティーとともに注文しましたのは、あまいもの。もう長居するぞという意志表示ですが、この長浜は一通り廻るにはちょうどよい町並みとなっている一方、廻るとちょっと休憩したくなりますので、こう、陣地構築のようにテーブルを甘いものと冷たいもので埋め尽くそう。

 叶匠壽庵さん、長浜といえば豊臣秀吉の長浜城ですが、城郭から北陸本線長浜駅を挟んで向かい側にはアーケード街が広がっていて、黒壁通りとその先に幾つも、天候に関係なく散策できる商店街が、その先に大通寺という寺院があり、ここはその手前にあるお店だ。
 甘いものを頂こう、ここは川重さんとともに和菓子の梅ゼリーが、個別包装に入った澄んだ紅色の見た目も嬉しいものなのですけれども土産物に長浜で立ち寄る定番の和菓子屋さんで、その奥に飲食もできるようなっていて、坪庭を眺めながらあんみつとか頂ける。

 白玉餡蜜、その上から黒蜜を、そうどのあたりに掛けるか、甘いような酸っぱいような香りが強いような、しかし色合いが味わいのかわりを強く示してくれる黒蜜を寒天と餡子とに注いでゆきます。最初にかけてしまうか、それとも違いを愉しむかはまさにきぶんで。

 あんみつには御番茶がついてくる、小さな和菓子の餅菓子が添えられて。先程のアイスティーは、喉の渇きをいやすものですが、あんみつの先についてきました御番茶はゆったり愉しむもので、まあいわば御冷やと併せて石田三成が羽柴秀吉に献じた三杯の茶のような。

 長浜はいいところです。京都がコロナ禍下でもやや人が多くコロナ明けの現在は、あのコロナ休日というべき年単位の閑散期に本来行うべき観光インフラ整備を予算不足の言い訳で怠り観光過多が再来、そんななか、新快速で一時間ほど先に良い町並みが広がります。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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