goo blog サービス終了のお知らせ 

北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

海上自衛隊第62期一般幹部候補生課程修了と近海練習航海(3月20日~5月13日)

2012-03-18 22:05:07 | 海上自衛隊 催事
◆練習艦隊が全国の港湾を訓練寄港!
 3月20日、第62期一般幹部候補生が修了し、修了者を対象に3尉任官への基礎事項と初級幹部素養修得を経たシーマンシップの体得をめざし近海練習航海が行われます。
Rimg_9865 近海練習航海は練習艦隊司令官淵之上英寿海将補指揮下の練習艦かしま、練習艦しまゆき、護衛艦まつゆき、が任務に当たり、一般幹部候補生修了者200名を含め乗員など730名が全国の港を寄港します。毎年この時期に行われているもので、護衛艦や練習艦によりこれらの出入港は艦船要員として必要な能力を得ることで重要です。
Rimg_7792 南西諸島から日本海の荒波、厳寒の北方海域から狭水道と早い潮流の瀬戸内海、海上交通雪か海の銀座東京湾、我が国の多くの港湾と風土に親しむことにより防衛の重要性を実感として得ることが期待されており、こうした実務訓練を経たうえで近海練習航海に続き実施される遠洋航海への基盤を構築してゆくということ。
Rimg_8371 近海練習航海部隊は3月20日に幹部候補学校が置かれた広島県の江田島を出港、21日まで連合艦隊の泊地として知られた山口県柱島沖に停泊し、22日から24日にかけて大阪港と神戸港を巡行、25日には伊勢湾の鳥羽へ、一路南下し27日から28日にかけて鹿児島港へ寄港するとのこと。
Rimg_7490 そして続く3月31日から4月3日にかけて防衛上の要衝である沖縄は那覇港へ寄港、次いで北上に転じ4月10日から12日まで東日本大震災の津波被害を受けた八戸港へ寄港、13日から15日まで北方からの脅威に備えた防衛の要衝である大湊基地に入港という予定と出ていました。
Rimg_6547 その後は津軽海峡を経て日本海を進み4月17日から19日まで舞鶴入港、21日から23日までは九州の米海軍両用戦部隊の一大拠点であり海上自衛隊の西海における最重要拠点となっている佐世保基地へ入港、24日には第二次大戦において真珠湾攻撃に参加する特殊潜航艇要員が訓練を積んだ愛媛県西宇和島の三机へ。
Rimg_7645 同日4月24日から5月7日までは瀬戸内海を経て江田島の隣を通り練習艦隊母港である呉基地へ一旦帰港、ただ同時期には護衛艦まつゆき一隻が4月25日から5月6日まで舞鶴へ帰港します、護衛艦まつゆき、は舞鶴基地が母港ですからね。 ここでやや長い期間母港にいるということ。
Rimg_9833 5月9日から5月13日には自衛艦隊司令部が置かれ第七艦隊主力が前方展開する首都東京の玄関口横須賀に入港、そして5月13日に東京港晴海埠頭に入ります。21日からは世界を舞台としたより長期間と長い航路の遠洋航海へ、これが海上自衛隊発表の近海練習航海日程となっています。
Rimg_7552 一部の寄港地では一般公開が行われますし、基地も週末一般公開日と重なることもあります。ただ、沖留になることもありますので、見学できないこともあり、遠方から望見するだけ、ということもありますから寄港地に所在する自衛隊地方協力本部HPなどで一般公開などの情報が掲載されるでしょうし、そちらをご覧ください。
北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする