ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「映画づくりをナメるな!」

2022-05-08 10:52:12 | 日記

『バブルの頃、私はどん底だった』の記事に寄せられたコメントに関して、言わなきゃ気が済まないことがもう1つだけありました。

それは、私が自主製作映画で監督というポジションにいたことを、あたかも「恵まれてるから出来たこと」みたいに書いてあることについて。

ふざけるな。誰かが機材や人材を全部揃えてくれて「さぁ、好きなように映画を撮りたまえ」なんて言ってくれるとでも思ってんのか?

ほかに買いたいものを我慢して貯めた、なけなしの小遣いをはたいて機材を買い、みんなに頭を下げまくってスタッフやキャストになってもらい、全員のスケジュールを必死に調整して集まってもらい、何日も何日もかけて撮影し、何日も何日もかけて編集する作業に、一体どれほどの苦労が伴うか! 好きだから出来ると言ったって、しんどいぞ! めちゃくちゃしんどい!



しかし世間には、2時間の映画は2時間で撮影出来ると思い込んでるおバカさんもいたりするから、経験が無い人にその苦労を理解させるのは如何にも無理がある。

経験がある人は、1本の映画を完成させるまでにどれほどの苦労が伴うか身に沁みて知ってるから、他者が創った映画を決して簡単にはけなさないし、けなせない。作品の内容がどうあれ、それを完成させたっていう事実だけで敬意を払わずにいられないから。そこはプロもアマも関係ない。

つまり、努力です。マジで血が滲むような努力です。もし仮に、さっき書いたみたいに機材も人材も誰かが全部揃えてくれたとしても、努力できないヤツに作品を完成させることなど出来ません。

それまでモテなかった私に、映画を創ったお陰でカノジョが出来たのは、そうして努力する姿をカッコいいと感じてくれたからです。(たぶん)



逆に言えば、努力さえすれば誰にだって映画は撮れる。何らかの障害を持ってるからって、映画を撮れない言い訳にはならない。癌で余命3ヶ月を言い渡された人や、90歳を越えた人だって映画を完成させてる。障がい者のカテゴリーに入る映画監督だって世界中にいっぱいいるでしょう。

撮れるもんなら撮ってみろ。恵まれてたからじゃない。オレは努力したから映画を撮れたのだ。まいったか。


 

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「不幸自慢したかったワケじゃない」

2022-05-08 00:15:02 | 日記

先日の『バブルの頃、私はどん底だった』ってタイトルの記事に、お叱りのコメントが届きました。

要約すれば、オレよりよっぽど恵まれた人生を送ってるクセに贅沢ぬかすな!ってことかな? オレこそがどん底なのに!って。

まさか、そんな切り口から文句を言われるとは全くの想定外で、驚きました。なるほど、そういう風に解釈する人も中にはいるんだなと、ちょっと勉強にもなりました。

ヘタに触れない方がいい、刺激しない方が無難だって分かってはいるけど、2つだけどうしても言っておきたいことがあるんで、記事にすることにしました。



まず1つは、どん底って書いたのは私の人生のバイオグラフィーにおけるどん底って意味だから、皆さんの人生とは全く関係ありませんよってこと。わざわざ説明しないと解らない人もいるんですね。

みんなで「どっちがどん底か?」なんて競い始めたら、どん底の定義からまず考えなきゃいけないし、そんな議論はたぶん永遠に終わらない。

それでも「いや、オレこそが真のどん底だ!」っておっしゃるなら、今すぐウクライナへ行って同じことを叫んでみては如何でしょう?



とはいえ、文句を言いたくなった気持ちは解らないでもない。私とて、例えばキムタク主演のドラマを観る気になれないのは、いくらキムタクが悩んでる芝居をしたところでリアリティーが感じられないから。そのルックスを親から授かった時点でおまえ勝ち組やろ!みたいに思っちゃうワケです。

だから、おまえがどん底とか言うな!って文句を言われるのは光栄なこと。

確かに、私は恵まれてる。欲しいと思ったモデルガンを迷わず買えるだけの稼ぎはあるし、いくら孤独だと言っても親友と呼べる相手が実はいたりする。

全然モテなかったっていつも書くけど、実際は「大好き!」って言ってくれた女の子が1人や2人じゃない、3人いましたから。(←笑うとこ)



でも、オレはオマエより稼ぎが無いし女にもモテないのに!なんて文句を言われても、そんなんオレのせいちゃうやん!って言うしかない。

いくらそうやって不幸自慢されたって、私は絶対に「可哀想にぃーっ!!」とは言いません。それは愛する KT Jacksonさんの唇を奪う時にだけ使う、とっておきの口説き文句です。チュバチュッチュ!

言いたいことの2つ目は、世の中は決して平等じゃないからこそ、比べたところで何の意味も無いですよ?ってこと。

私はキムタクみたいなルックスに恵まれなかったし、有名人にもなれなかったけど、今の暮らしに満足してます。やるだけの事はやって、これ以上はもう努力できないって、自分自身に納得したから。

キムタクは、私の百万倍は努力してるはず。確かに彼は生まれた時点でルックスに恵まれてるけど、中身がスカスカなら今の地位はあり得ない。中身は努力でしか育たない。

他人に文句を言いたくなるのは、自分自身に対して納得してないからだろうと思う。説教じみたこと言うつもりは無いけど、私が恵まれてるとしたら、それなりの努力をして来たからだよって、それだけは言っておきたい。

久々に女尻でも撫でたくなって来ました。


 

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