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☆第287話『ある娘』(1978.1.27.OA/脚本=小川 英&柏原寛司/監督=木下 亮)
ボス(石原裕次郎)は帰宅途中、交通事故の現場検証に出くわします。前田という南郷建設の経理部長が車で塀に激突・死亡した自損事故で、ブレーキ痕が無いことから居眠り運転と見られるんだけど、状況を見たボスは違和感を覚えます。
念のために自殺・他殺の可能性を踏まえて捜査してみたら、死んだ前田部長が南郷建設と土木省の汚職に関わっていたらしいことが判明。
さらに、前田部長の一人娘=洋子(原田美枝子)が通夜の席で、焼香に訪れた南郷社長に「人殺し!」と叫んだもんだから放っておけません。
洋子に事情を聞くと、父親は絶対に自殺なんかしないと彼女は断言。根拠は、生前に父親が「社長に殺される」と漏らしたことがあるからだと言う。
もし、前田部長が汚職の証拠を握っていたのだとすれば、社長の差し金で殺された可能性は確かにある。もしかすると、その証拠を今は洋子が握っているのかも?
ボスは洋子に探りを入れますが、なぜか彼女は口をつぐみます。もしかすると洋子は、南郷建設に復讐しようとしているのか?
そんな折り、洋子の身に次々と災難が降りかかります。自宅の窓が割られたり、車に跳ねられそうになったり、いつも飲んでるブランデーに睡眠薬が仕込まれていたり……
やはり、南郷建設が洋子の口をも封じようとしているのか?
ところが、前田部長が生前に自殺を仄めかしていたという新証言が飛び出し、事態は混迷します。殺されたのでないとすれば、汚職の証拠は本当に存在するのか?
「もう少し待って下さい。きっと近い内に、何もかも分かります。何もかも……」
そんな意味深な言葉をボスに吐いた洋子は、密かに南郷と取引しようとしてるのでした。汚職の証拠書類と引き換えに現金5千万円を要求し、そのやり取りをマイクロカセットに録音する。そのテープをボス宛てに送った後、洋子は南郷社長と二人きりで密会します。
一方ボスは、洋子が2日前に自分で睡眠薬を買っていたことを突き止め、全てを悟ります。洋子に降りかかった災難は全て彼女自身による狂言で、汚職の証拠書類も最初から存在しない。恐らく洋子は、父親が汚職を苦に自殺したことも実は分かっている。じゃあ、彼女の本当の狙いは何なのか? 父に汚職を命じた南郷を殺すことなのか?
「そんな馬鹿なマネはしないわ。それじゃあ土木省のお役人は痛くも痒くもないもの。人殺しをするのは、あなたよ」
洋子は、南郷社長が自分を殺す動機を偽装工作し、彼の指紋が付いたナイフで自分を刺すことで、彼を殺人犯にしようとしてるのでした。
「まだ解らないの? あなたは父を殺したのよ。手は下さなくても、やっぱり殺したのよ!」
父親の死因が自殺である以上、南郷を殺人罪には問えない。だから洋子は、自らの命を犠牲にして、南郷が殺人犯として裁かれるよう仕向けたのでした。
「そこまでだ。そのまま死ねば、キミはただの自殺だ」
駆けつけたボスが、優しく洋子を諭します。
「テープは1日早く聴かせてもらったよ。あれと今聴いたことだけで、じゅうぶん汚職容疑で逮捕できる」
「…………」
「それでいいじゃないか。それで我慢する替わりに、もっと自分の命を大切にしよう。もしお父さんが生きてたら、きっとそう言うんじゃないかな?」
「…………」
ナイフを下ろした洋子の手をとって、ボスは七曲署へと連れて行きます。彼女は恐喝罪に問われてしまうけど、南郷建設と土木省の汚職はきっとボスが暴いて見せる事でしょう。
まぁしかし、自分を置いて自殺した父親のために、こんな若い娘がそこまでするだろうか? んなヤツはおらんやろ~ ってのが率直な感想です。仮にいたとしても、父親との固い絆がしっかり描かれてないと説得力が無いですから、正味45分のドラマで描くには無理のあるストーリーでした。
当時19歳の原田美枝子さんは、すでにデビュー4年目の人気女優さんで、レギュラー以外のドラマ出演は断ってたんだけど、ボスと山さん(露口 茂)のファンだった事もあり『太陽にほえろ!』のオファーだけは特別に引き受けたんだとか。
そんな経緯を考えると、ボスとの絡みが多い本エピソードは原田さんにアテ書きして創られた可能性が高く、彼女の個性を活かそうとするあまり、ちょっと話を練り込みすぎたのかも知れません。
そんなワケで内容はいまいちアレだったけど、さすがに原田さんの存在感だけで見応えあるエピソードには仕上がってます。今回の出演で好感触を得たのか、原田さんはその後『探偵物語』『あいつと俺』『警視―K』『警視庁殺人課』等のドラマにも単発でゲスト出演される事になります。
ヌード写真は恐らく17~18歳の頃に撮られたもの。デビュー当時から実に脱ぎっぷりの良い女優さんで、まったく素晴らしいオッパイです。ぼいぃぃ~ん!
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