井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・コウゾリナ2

2020年12月20日 | 日記

コウゾリナの茎葉。キク科コウゾリナ属。

茎の中部の葉は被針形で、基部は狭まり有翼の柄となる。

根生葉は花時にも残る「偽ロゼット型」とする見解もあるが、根生葉が花時には消えてしまう「一時ロゼット型」となる」株も少なくない。

コウゾリナの頭花。

コウゾリナは「タンポポ族」の一員で、タンポポ属に近い。タンポポ属との違い、タンポポ属は茎に1個の頭花しかつけないが、コウゾリナ属は2個以上の頭花をつける。

総苞片は普通2列で、内片は線状被針形で背面には剛毛がつく。

コウゾリナの果実。

果実は瘦果、冠毛が羽毛状になる「アザミ型」。「北海道の花・アメリカオニアザミ3」を参照。

タンポポの痩果との違い、果嘴(かし)がないだけでなく、痩果の先(冠毛の付く方)が狭くなる点。

タンポポの痩果は狭くならない。

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