コウゾリナ。キク科コウゾリナ属。
野山の日当たりのよい道端~草原に生える越年草(「日本の野生植物」平凡社)。多年草とする見解(「新・北海道の花その他」もあり、どちらとも決めない図鑑(「野に咲く花」山と渓谷社)もある。要するにコウゾリナは変異の大きい種で、どちらとも言いきれない、ということなのだろう。
コウゾリナに越冬葉。
夏の間に発芽し、ロゼット葉で越冬する。ロゼット葉の下に枯れた葉が見られることもあり、多年草となる株も
「あり」なので、「越年草~多年草」とするのが正解なのかも。
初春に発芽したものは、越冬葉と比べて短く幅広で、ズングリしている。
コウゾリナは全体に剛毛がつくが、茎の剛毛は特に鋭くひどくざらつく。
コウゾリナは「顔剃菜」または「剃刀菜」と書く。剛毛の感触のヒゲを剃りあとに似ているからと言われる。
茎に触れて剛毛の感触を感じることで、コウゾリナの同定は先ず間違えることはない。
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