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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

2年草のヒメジョオン

2011年08月06日 | 日記
ヒメジョオンは図鑑などで「2年草」と紹介される。「2年草は発芽1年目は専ら栄養生長を行い、2年目に開花・結実するもので、生育器官は1年以上2年未満」、用語辞典などでそう説明される。しかし実際には、そんな生活史ばかりではないようだ。



ヒメジョオンのロゼットです。キク科ムカシヨモギ属。
ハルジオンと同じムカシヨモギ属とする見方が多いが、ヒメジョオン属として独立させる考え方もある。
2年草だから、いつ頃発芽したか、どの位栄養生長の期間あったかが重要で、秋に発芽した場合にはこれだけのロゼットには生長できない。



ヒメジョオンです。
事典の説明通りに2年以下の生活史をもつものを「真性2年草」といい、環境条件次第で3年草~5年草になるものを「可変性2年草」と呼ぶ。ヒメジョオンもその一つである。
ロゼットの栄養蓄積の大きさにより、翌年の抽薹(ちゅうだい:花茎の立ち上げ)が決まる。
条件次第で3年草~5年草になるものの「多年草」との違いは、1回繁殖型(1回開花・結実したら枯れ死する)であることである。



ヒメジョオンの花序です。
キク科の頭花には、舌状花だけをつけるもの(タンポポの仲間など)や筒状花でけをつけるもの(アザミの仲間など)、それに舌状花、筒状花の両方をつけるものとがあって、ヒメジョオンは両タイプの花をつけるグループである。
両タイプの花ともに冠毛をつけるが、筒状花の冠毛は長くてハルジオンと一緒だが、舌状花の冠毛がハルジオンより短いことで、ヒメジョオン属として独立させる考え方もあるが、何れにしても両者の違いは、属を分けるほど大きなものとは思えない。
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