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井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・クロバナロウゲ

2019年09月16日 | 日記


クロバナロウゲ。バラ科キジムシロ属。
クロバナロウゲはキジムシロ属の異端児。キジムシロ属の花はみんな黄色であるのにクロバナロウゲ
の花は暗紫色。花後にクロバナロウゲは花床を少し膨らませるのも、同属の他の仲間にはない特徴。
そんな異端児ぶりから、別属にすべしという考え方が古くからあり、新しいAPG分類体系では「クロバナロウゲ属」としている。

北方の湿地に生える多年草。葉は羽状複葉で小葉数は3~7個。
キジムシロ属の他の仲間では、花弁の色と萼片・副萼片の色とは異なるが、クロバナロウゲでは同じ色になる。

開花時に平開した萼片、副萼片、花後には閉じて幼果実を包む。
クロバナロウゲは「黒花狼牙」と書く。「狼牙(ろうげ)」は同属のミツモトソウのの中国名だという。
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