
ツルアジサイの花序。ユキノシタ科アジサイ属。
ツルアジサイは枝先に複集散状花序をつける。同じような小さい両性花と大きな装飾花を持つ点で同じアジサイ属のノリウツギとよく比較されるが、ノリウツギの花序が円錐状で縦長になるのに対して、ツルアジサイの花序は横に広がり鏡餅状になる。

ツルアジサイの蕾。
ツルアジサイは両性花と装飾花の2種類の花をつけるが、蕾状態の時には両者の区別はつけにくい。

ツルアジサイの花。
周辺部の大型の花は装飾花、萼が花冠状になったもので4枚(イワガラミは1枚)、昆虫に花の存在をアピールする役割を持つ。
中央部の小さい花は両性花で受粉して種子をつくる。雄しべ(15~20個)が目立ち、黄白色の花弁は5個で先端がくっついたまま開かず、帽子を脱ぐようにして落花する。
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