井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

冬芽の観察29・ケヤマハンノキ1

2015年02月12日 | 日記


ケヤマハンノキの冬芽。カバノキ科ハンノキ属。
枝先の太い棒状のものが雄花序の冬芽、雄花序の冬芽が裸出するのはシラカンバなどと同じで、カバノキ科の多くはこの形をとる。
少し下の細く短いのは雌花序の冬芽。雌花序の冬芽が裸出するのはハンノキ属以外には先ずない。



ケヤマハンノキの側芽。
ケヤマハンノキの場合、雄花序も雌花序も冬芽が裸出するから、側芽は葉芽である。ケヤマハンノキの側芽には柄があり、芽柄(がへい)という。有柄芽はハンノキ属の特徴の一つである。



ケヤマハンノキの開花。
ケヤマハンノキは開葉に先立って開花する。
北海道の春の花粉症はシラカンバが主役とされるが、ケヤマハンノキも原因物質になりシラカンバより早く開花する。
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