ツタウルシの冬芽。ウルシ科ウルシ属。
ウルシ属の冬芽には、芽鱗を持つ有鱗芽と芽鱗を持たない裸芽とがある。
ツタウルシの冬芽はヤマウルシと同じで裸芽。2枚の未開の葉(褐色の毛が密生している)が裸出する。
ツタウルシの樹形。
落葉樹林ん生えるつる性落葉木本。
絡みつかれた本体はブナ科のカシワで、ツタウルシはカシワの幹をよじ登り、先の方で枝を四方に伸ばしている。下から見れば殆どがツタウルシの葉で絡みつかれた樹が何なのか容易に判定出来ない。
ツタウルシの樹皮と付着根。
ツタウルシの樹皮は灰褐色で成長するにつれ縦に裂ける。
他の樹木に付着根を差しこみ攀じ登る。地上に出す根なので「気根」とも呼ばれるが、その働きによって、「支持根」【ガジュマルなど】、「吸水根」(着生ランなど)、「呼吸根」(マングローブなど)があり、ツタウルシの場合は攀じ登るためのもので「附着根」と呼ばれる。
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