
エゾニワトコの樹形。スイカズラ科ニワトコ属。
樹高3~5mの小高木で下部からよく分枝する。
ニワトコは「庭常」と書き、利用価値が高く,多くの家で庭に植えられたところからニワトコと呼ばれるようになったという。
エゾニワトコとニワトコとは亜種の関係で、花や果実などエゾニワトコの方が若干大きい。

エゾニワトコ芽吹き。
エゾニワトコの芽ぶきは全ての樹の中で一番早く、農家では農作業の指標とされてきたという。
花序を含む混芽の芽吹きは「森のブロッコリー」と呼ばれ山菜として食べられる。
花序が伸び出し、その基部に1対の羽状複葉がつく。

エゾニワトコの葉。
スイカズラ科の多く(オオカメノキやタニウツギなど)は単葉であるのに対してエゾニワトコの葉は奇数羽状複葉である。小葉の数は花のつく枝では2~3対で、花のつかない枝では3~6対になるのが普通。
葉や茎に触ると嫌な匂いがするので、アイヌは魔除けに使ったという。
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