![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/c2/88e64372b02576f8989f8f2f72e87be5.jpg)
ツルウメモドキ。ニシキギ科ツルウメモドキ属。
他の樹に絡みつくつる性の落葉木本。つる性の「ウメモドキ」(モチノキ科モチノキ属)の意味だが、本家のウメモドキは極少なく札幌周辺では先ず見られない。ウメモドキは梅(バラ科)に似ていて非なるもの(葉が似ている)という意味でそう呼ばれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/88/f6882778586fe09e13dab71abbd38d89.jpg)
ツルウメモドキの果実。
ツルウメモドキの果実は果で黄色に熟す。黄色の果皮が割れて橙色の仮種皮に包まれた種子が現れる。
果皮と仮種皮の色の対比が鳥にアピールする(2色効果)。
ただし仮種皮は薄く殆ど栄養がない。栄養があるように見せかける「擬態」と言われる。
ツルウメモドキの果実は彩りが美しいため生け花やリースに利用される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c9/a42730701cb4dc95b19e7a9570604def.jpg)
ツルウメモドキの冬芽。
冬芽は球形で芽鱗は3~5対。最外側の1対が鉤状になって絡みつきの補助手段となると考えられている。