井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ミユミとコマユミ1

2014年12月20日 | 日記


コマユミの果実。ニシキギ科ニシキギ属。
ニシキギ属は二つのグループに分かれる。果が心皮ごとに離生して分果をつくるニシキギの仲間と、心皮が合生して分果を作らないツリバナの仲間とである。
マユミはツリバナの仲間だが、「マユミ」の名前をもつコマユミはニシキギの仲間で、果実はマユミとは違っていてニシキギにそっくりである。



コマユミの冬芽。
冬芽はやや小型で卵形、対生する。
1年生枝は細く、頂芽は2個の頂生側芽を伴う。ニシキギの冬芽によく似ている。
ニシキギの若い枝には翼が目立つが、コマユミの枝には翼がつかない。コマユミは枝に翼のつかないニシキギの1品種とされる。



コマユミの花。
花は黄緑色で4数性。
花弁4個、雄しべ4本、子房は花盤に埋まる。
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