井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ニシキギの仲間で常緑のツルマサキ1

2014年12月29日 | 日記


ツルマサキの冬芽。ニシキギ科ニシキギ属。
冬芽は休眠芽ともいわれ厳しい冬期間を休眠するための芽である。
常緑樹でも日本の冬は休眠し冬芽をつくる。



ツルマサキの付着根。
枝の各所から付着根を束生し、他の樹木をよじ登る。よじ登る相手がない場合は地表を這う。



ツルマサキの樹形。
エゾユズリハやツルシキミなど北海道の常緑広葉樹は普通低木で、冬期間雪の下となって寒気にさらされない。
ツルマサキの場合、つる性で枝を伸ばすので冬期間にも寒気にさらされる。
常緑広葉樹の中で最も耐寒性の強い種の一つと言える。
コメント
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