生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

その場考学との徘徊(25)北肥後4泊5日の路線バスの旅(その2)

2017年11月13日 11時23分15秒 | その場考学との徘徊
題名;北肥後4泊5日の路線バスの旅(その2)
場所;熊本 年月日;H29.10.30~31
テーマ;装飾古墳      作成日;H29.11.13 
 
熊本行きのJAL625便は、羽田発8:00、熊本着は9:50だった。関西方面への飛行の際は、いつも右の窓際を選ぶ。海ほたるや横浜市、さらにわが家の八ヶ岳南麓と甲斐駒、北岳、諏訪湖などの様子を見ることができる。天気が良ければ、北アルプスや御岳山も。



 途中で、着陸時に阿蘇山が見える方向をCAに尋ねた。コックピットで確認をして、「下降中は左、着陸時は正面」だそうだ。そこで、席を15K ⇒17A移動させてもらった。
 
しかし、雲が広がり山は全く見えず。だが、熊本市上空で180度旋回したので、熊本城を上空からゆっくりと見ることができた。天守らしきものから巨大クレーンが突き出しており、すぐに見つけることができる。

 

熊本は3回目だが、ビジネスだったのでリムジンバスで熊本駅へ向かうのが常だったが、じつは無料バスが、最寄りのJR肥後大津駅まで30分おきに出ている。のんびり旅にはうってつけだ。バスの車窓からは、外輪山が望めた。



途中の景色に期待したが、めぼしいものは無かった。
観光案内所で市内散策地図と市電の一日乗車券(¥500)を購入。「3回以上乗らないと元が取れませんよ」と念を押された。そのまま、2Fの食堂街へ。迷わずに、郷土料理の馬刺し丼定食を選んだ。



まずは、友人から聞いていた、熊本市役所14Fに向かった。ここからの眺めが一番良いそうだ。地元の人が数人、お城と廊下に貼ってある、復興写真をかわるがわる眺めていた。




その中に、長野県伊那市の高校から贈られた,千羽鶴の貼り絵があった。これは見事な出来栄えだった。(右の写真は、石垣の右上角の部分)




 3日目の山鹿で出会ったクリエイチィブディレクターのK氏から、こんな話を聞いた。「私は、数年前に熊本城の内部の大改装の企画をした。肥後54万石にちなんで、54億円の巨大プロジェクトだったが、今回の地震で壊滅してしまった。」自身の創造物が消えてしまう気持ちはよくわかる。さぞ、残念だっただろう。

市役所から降りて、城へ向かう。 お堀端の遊歩道では、昼休みの会社員がのんびりとして、観光客はいない。
この寸劇は面白かった。座って休憩するのにも都合がよい。題名は「海を渡る大名行列」
大分にある肥後藩の飛び地の港から、百艘余りの船団が四国へ向かうCGは意外だった。
 


加藤神社へ向かう途中の茶店で休憩。のんびりとした会話の後に、寄付金付きの「タオル」をもとめた。
遊歩道から、少し突き当りの横路を入るのだが、売店の人が教えてくれた通り、ここからは、塀や壁、櫓の崩れた様子をまじかにとかにとらえることができる。
まだ、崩れたままの石垣がそこかしこにある。
どこを、地震の記憶として残すのだろうか。



夕食どころは、有名な繁華街の中。どの店も馬刺しが売り物で、目移りがする。話しかけられそうな親父がいるカウンター席を選んで、馬刺し、天草地鶏、だご汁などを堪能した。




明日からは、玉名発路線バスの旅だ。
 








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