生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

雪下出麦 八ヶ岳南麓の初日の出

2014年01月03日 10時21分27秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
strong>八ヶ岳南麓の初日の出

新暦の1月1日は72候の「雪下出麦」(せつかむぎいだす)雪の下で麦が芽を出す、となる。

我が一紀荘の庭は、3月までは完全な凍土になり、一度降った雪は凍りついてしまい、解ける量は少ない。今冬年末の積雪は平年並みで、日向の芝生が僅かに見えるほかは、雪におおわれている。
雪の下で元気なのは、麦ではなくて球根の芽。チューリップとクロッカスが元気なのだが、先年イノシシが侵入して、チューリップの球根は食べつくされてしまった。
 
今年の元旦の気温は氷点下にならずに、甲府よりはやや暖かかった。ここ標高1130mでは温暖前線が通過直後にこのようになるのだが、今年は何故か3日間同じ現象になった。勿論、昼間の気温は甲府盆地よりは数度低くなってしまう。

日の出の時刻を見計らって、車で下に降りてみた。武田信玄が湧水を3等分したといわれる、3分の1湧水のすぐ下が、富士見坂(数年前に名称変更で、平山郁夫ロードとなった)の名称で正面が富士山です。東から、金峰山~茅が岳~富士山~鳳凰3山~北岳~甲斐駒と甲府盆地の全貌を見渡すことができるので、初日の出には絶好の場所になる。


7時に到着すると、すでに路上駐車の列があった。


車を降りて坂を少し下ると、地元(北杜市小荒間地区)の方々からの、甘酒とホットコーヒーのおもてなしが眼に入った。早速に甘酒を頂いた。


近くのホテルのマイクロバスもあり、凍った畑の畔道に100人ほどが日の出を待ちわびている。ここからの元旦の日の出は、茅が岳(深田久弥の終焉の地として有名で、偽八ヶ岳とも呼ばれている)頂上付近のようだ。
気温が高めのせいか、いつもはくっきりと見える富士山が僅かに霞んでいる。

やがてご光が天空にひかり、7時16分に日の出を拝むことができた。ちなみに、留守番の奥さまの話だと、NHKニュースで都心は7時丁度、一紀荘では7時5分だったそうだ。やはり標高の違いは歴然としている。



おせちを楽しんだ後に、東京に向かって出発。地元の八ヶ岳神社(正式には八嶽神社)にお参りをした。


2日に上野の国立博物館の初もうでに出かけてみた。
そこには広重の版画で江戸の初日の出が飾られていました。


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