ブログはなやさい

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Are you hungry ?

2013年02月04日 15時54分00秒 | Weblog
デラホーヤを破った人物が

フィリピン人だということを

どこかで聞いたことがある


しかし、このドキュメントの主人公がまさしくその人物だとは

番組の途中まで知らなかった


ミンダナオ島の貧困層出身という生い立ちもあってか、

年間55億円を稼ぐこの中量級ボクサーに世界が注目している


『世紀の一戦』をめぐるこのNHKのドキュメントは

スーパースターになってもなお、

フィリピンに住み続ける彼の人柄にも触れていて、

見応えのある番組になっていた




この『世紀の一戦』に敗れたマニー・パッキャオに対し、

祖国フィリピンはあたたかかった


彼はインタビューでこのようなことを言っている


「今までは自分が国を背負っていた気になっていた

だが、本当は自分が支えられていたんだ」





人間として一皮むけたわけだが

ボクサーとしては

致命的な一皮がむけた気がしないではない




ダンシングクイーン

2013年02月03日 14時45分15秒 | Weblog
大阪で単身赴任をしている先輩が

福岡で単身赴任をしている先輩と一緒に

久しぶりに顔を出してくれた


我らの世代も単身赴任が増えてきた


単身赴任はどうかと聞くと

やっぱり寂しいとのことだった


たとえば赴任地に子供が遊びに来て

帰るときなどが辛いらしい


これは容易に想像できる



先日も似たような風景を見た


家の近所の病院の

エントランス付近でたむろしてた、

若い家族のことだ


パジャマを着て、脚に包帯をしている父親が

見舞いに来た妻、そして小さな女の子と

別れを惜しんでいるようだった


病院の前には短い橋がある


女の子は父親にめいっぱい手を振りながら

母と一緒に橋を渡り始めた


振り返り、振り返り、

何度も、何度も手を振る


父親はそれに応えていた


橋を10mほど越えたあたりだろうか

様子が少し変わってきた


女の子は、

父親との別れはもう過去のことと言わんばかりに

真っすぐ前を見て

さて、これから何をしようかと

母親と話しはじめたようだった

そして、思い出したかのように後ろを振り返り、

寂しそうにじっと眺めている父親に

手を振って応えてあげる


立場が逆転していた


たかが10m。

だが、

少女にとっては頭を切り替えるのに十分な距離なのだ





こちらの単身赴任も寂しいに違いない


そういえばこんな曲があったな