現代女性向けの短編集だと思う
心の内を覗かれたような、
そんな秘めた共感を覚えた方もいるかもしれない
ここのところ短編小説をよく読む
そもそも好きなジャンルである
無駄を省いたシンプルな文章で
心の機微を伝える技はまったくもって芸術である
そんな短編小説達に賛辞を贈る応援書がある
19世紀から20世紀初頭の内外の近代短編を紹介している
軽妙な語り口と歯切れのよい文章のおかげで
古の書物や作家にかつてない親近感を持つことができた
著者自身が短編の名手であるが所以であろう
近いうち、この辺の近代短編を貪る予定だ