世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

キム兄逮捕!!

2009年05月10日 20時11分40秒 | Weblog

木村祐一監督作品「ニセ札」を見に行く。
可もなく不可もなく。
というのは、どうなのよ!?と、お笑い畑から出てきた監督のことをついついなじってしまうのは酷か?
確かにつまらない作品ではない。
話はきれいにまとまっているし、愛情も感じる。
が、しかし、
なんだ?
とっかかりがない。
ぐっとこない。
そもそも一教育者であったはずの先生がニセ札作りに加担した動機も薄いし、
そこに戦争とか時代背景とかからめるならもっとからめれたんじゃないかと思うし、
私利私欲のもっとどろどろしたものを加えても良かったんじゃないかと思うし、
ニセ札作りの中で人間関係がおかしくなっていく過程ももっと詰めれたんじゃないかと思うし、
逮捕されてからの裁判を突き詰めてもおもしろくなっただろうし、
なんだ、結局的を絞りきれんかったのかなあ。
ぼやっとしてしまった感は否めない。
悪くないだけに口惜しい作品でした。
あと気になったのは、紙すき職人がなんであんなヤクザみたいな格好なのかってこと。
写真は号外風の宣伝チラシ。

「南極料理人」という映画の予告がやっていた。
おもしろそう。
8月か。
待つべし待つべし。

吉祥寺バウスシアターの「爆音映画祭」の広告を発見。
粗野な感じのヘタウマ画。
気になって手にとる。
「爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げ大音量の中で映画を見・聴く試みです。」とある。
フルボリュームで「地獄の黙示録」や「2001年宇宙の旅」が放映される。
うわあ。行きてえ。
私が狙っているのは石井聰互「狂い咲きサンダーロード」とデヴィッド・リンチ「マイホランド・ドライブ」、あと未知数なのが「非行少女ヨーコ」。

帰り、中野ブロードウェイに寄る。
くらくらするほどの「いらないもの」たちの数。
それでもそれが欲しくてみんなが集まってくるのだ。

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