世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

仰せつかる

2010年06月27日 03時11分54秒 | Weblog
今日7月から始まるプールのプールを足でしゅこしゅこ膨らませていると、
スタッフがすすすーっと近づいてきて、
「あの、30日に不審者対策の訓練をするんですけど」と言った。
「そのときに不審者の役をやる人がいなくて、深見さん、、」
あ、不審者ですか、いいですよやりますよ。
地震や火事の避難訓練は月一でやっているが、
不審者が侵入した際の対処訓練は今回が初めてだという。
なんで私なのかよくわからないが、とにかく「会議で深見さんの名前があがって」ということらしい。
「一応、精神異常者っていう設定なんです」
私はそのとき「遊びの時間は終わらない」を思い出して非常に愉快になった。
これは、銀行に強盗が入った設定で行われる警察の訓練の話なんだけど、
その犯人役の警察官が真面目ゆえにガチでいろんな設定をこまかく作り込んできて
訓練なのになかなか犯人確保にならないというおもしろい小説だ。映画もある。
たぶんガチでやったら子供の一人くらい簡単にとっつかまえれちゃうだろうなあと思った。
そもそも顔認証のできるセキュリティが破られて不審者が侵入しちゃったらもうほぼアウトだよなあ。
小さい子とかがっつんがっつんやられちゃうだろうなあ。
やっぱ訓練でも不審者役がそんなことしちゃったらまずいよなあ。
とか考えると、どの程度の力加減でやったものか、打ち合わせはしておきたい。
しかし考えれば考えるほどおかしい状況だ。
精神異常者がどうやって顔と問答で識別するセキュリティをかいくぐれるのか。
しかもその目的は?やっぱ殺戮?じゃなかったら異常な子供好き?
武器は持ってないのか?武器がなければ子供好きの可能性も高い。
私がやるからやっぱ女なのか。男の設定を私がやるのか。
暴れるの?追い回すの?なんか言う?
「最終的にはさすまたで捕まえます」
どこにあんだよそのさすまたがよ。あったとしてもすぐ取れるとこにないのは知ってるよ。
しかも係のスタッフが「私もやったことないんで」みたいに逃げやがってくわしく決めてくれない。
ああ、こういうことを言うんだね。
むちゃぶりって。
決めてくんなきゃ子供捕まえちゃうよ?いいの?
さすまた、ぱしーんてやれる自信あるよ。
こちとら大人だと思って安心してたら痛い目見るよ。
30日、請うご期待。

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