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茂来山(1,717m)

2015年09月14日 | 山登り



佐久平方面から、小海町方面へ向かう国道を
走っていると、ひと際ピラミダルな山容の山が見える、
これが、茂来山である。
信州百名山の1つに数えられる茂来山には、
霧久保沢、槙沢、親沢の3つの登山道が整備されており、
山頂までは約2時間~2時間半ほどのルートである。





今回は、霧久保沢を登り、槙沢を下るルートをたどった。

茂来山は山頂付近まで、深い森におおわれている。
薄暗く苔むした登山道には、清らかな沢が流れ、
登山者の数も少なく、とても静かな山だ。





駐車スペースから山道を1時間ほど登ると、
森の巨人たち百選に選ばれたトチの木の
「コブ太郎」に出合う。
とても大きな木だ。




更に2~30分ほど登った辺りに、
トチの実が沢山落ちていたので、ふと見上げると
更に大きなトチの木が枝を広げている。

名前は「大王トチの木」と言って、樹齢はコブ太郎よりも
更に100年も古いとの事だ。









花の季節は終盤に差し掛かり、種類、数共に少ないが、
シロバナトリカブトが咲いていた。





沢が消え、山道をジグザグに登るようになると
どんどん傾斜がキツくなり、やがて稜線に出る。

稜線からは渇いた岩交じりの道だが、
ひと登りで山頂に着く。





山頂からは360℃の大パノラマが広がり、
殊に、八ヶ岳の展望が素晴らしい。

山頂直下の広場でゆっくり休憩し、
下りは槙沢コースを行く事にした。

槙沢コースは霧久保沢コースとは対照的に
コースの半分以上が尾根歩きである。

山頂付近は岩がゴツゴツして、傾斜も急だ。







毒キノコの王様、
カエンタケとベニテングタケ

タマゴタケと似ているがベニテングタケは、赤い傘に
白いイボイボが付いていて、柄が白いのが特徴で、
タマゴタケにはイボイボが無く、柄が黄色い。

如何にも毒がありそうなカエンタケは、
色が赤く、人の指のように、先が幾つもにわかれていて、
焔が燃え立つような形が特徴だ。

食べるのは勿論の事、触るのも危険な猛毒のキノコなので、
山で見つけても決して触れてはならない。





急な岩場の下りに疲れ、猛毒のキノコに肝を冷やし、
ようやく傾斜が緩んで、ちょっと休憩しようか…
と思った所に、大きな栗の木がある。
地面を良く見ると、栗のイガが落ちているので栗だとわかるが、
上を見上げただけでは、ちょっと分からないほどに大きい。





傾斜が緩み、沢の音が聞こえるようになると、
登山口はすぐそこだ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毒きのこ、キレエですね。 (kattu)
2015-09-20 22:40:50
女性と同じ!?
ohh! 怖っ!!

まぁ、毒喰らわば皿まで。
とはいいますが、そこまでの女性に出会ってみたい1
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Unknown (はなまるちゃん)
2015-09-21 21:22:29
赤いベニテングタケに良く似てる
タマゴタケの方は美味しいそうです。

柄が茶色いのと、傘が開いたときに
筋が出るとか。。。

傘の開いた状態のタマゴタケも
沢山あって、キノコ狩りをしている人も
見かけましたら、
我々には採って食べる勇気はありませんでした。

ベニテングタケも最初はタマゴタケかと
思っていたのですから…

恐ろしや~~
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