日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

藤原岳

2011年04月13日 | 山登り
4月10日(日)は藤原岳に行ってきた。
今年石榑(いしくれ)トンネルが開通し、距離と時間が少し短縮。
これまで京都から鈴鹿山脈を越えて東へ行くには、1号線で鈴鹿峠を越えるか、
彦根から鞍掛峠を越えるか、米原から関ヶ原へ至るかだった。
鞍掛峠は冬季閉鎖になるので、三重県北部はとても行きにくい場所だったのだが、
トンネルの開通でとても便利になった。



山の雪解けも進み8合目から上では、フクジュソウが
ちょうど見ごろを迎えていた。

8合目あたりに沢山見られたのは「セリバオウレン」
小さくて地味な花なので、うっかりすると見過ごしてしまいそうだ。



8合目を過ぎるとところどころ雪が残り、道もぬかるんでいたりするが、
「フクジュソウ」の花を愛でながらの山登り。
もう終わりかと思っていた「セツブンソウ」にも出会い、疲れも吹っ飛ぶ。







透明感のある黄色い花びらと、少し灰色がかった緑の葉っぱが
光をいっぱいに浴びて春の到来を告げてくれる。

春を待ち焦がれた登山者は、まずはこの山へフクジュソウを見にやって来る。
私も待ち焦がれていた登山者のひとり。
毎年とまではいかないけれど、ほぼ毎年春になるとこの花に会いに来る。



避難小屋の前の広場は多くの登山者で賑やか。
聞くところによると、この辺りは30年程前までスキー場があったらしい。
避難小屋の建つ所には大きなロッジがあり、宿泊も出来たようだ。
当時のスキーヤーは、麓からスキーを担いで登って来たのだとか…



避難小屋からなだらかな尾根を天狗岩まで歩いた。
天狗岩の辺りはまだ雪に覆われていて、この付近のフクジュソウは
まだまだこれからといった感じだ。