日々是好日

楽しみあるところに楽しみ 楽しみなきところに楽しむ

東京ほうき

2011年04月08日 | 日記・つぶやき


掃除があんまり好きじゃない私…
最大の理由は掃除機の出し入れとか、プラグの付け替えが面倒。
重くて音がうるさいし、狭い隙間まで掃除出来ない…など数え上げたらきりが無い。
片付けるのは好きだけど、日々掃除機をかけるのが億劫なのだ

最近は掃除機とはおさらばして「ほうき」を使っている。

ほうきを使い始めてからは、掃除が苦にならなくなった
時間も音も気にせず掃除が出来る。電気代は要らないし、
家具の隙間も綺麗に掃ける。板の間も、畳の部屋も、絨毯だって綺麗になる。
掃きだし窓のある部屋は、チリトリも不要。片づけるのにも場所を取らない。

しかし使い慣れてくると、ホームセンターで買った安物のほうきでは
物足りなくなってきた。
掃くたびに「穂」の部分(即ち掃く方)がちぎれて痩せていくのだ

市内の店を回ってみようとしたが、ほうき探しの前に店探し…
昔は何処にでもあった「荒物屋」がめっきり少なくなった。
NET検索してみたら、高いものだと1万円を軽く越える
国産の材料で職人の手編みのほうきともなると3万円とか5万円…
こうなるともはや日用品というより工芸品だ。

掃除苦手の私を長年見てきた夫には、「大して使いもしないのだから、
出しても5,000円までにしておけ」と釘を刺された。

関西で座敷箒と言えば「シュロ箒」と言われているようだが、
幼いころの記憶を辿ってみても座敷でシュロ箒を使っていた覚えが無い。
ほうきもろこしで作られた「東京ほうき」なら良く覚えている。
親戚の家も、友達の家もそうだったし、荒物屋に売っていたのも
東京ほうきで、シュロと言えば束子のイメージ。

新しいほうきは(夫の言いつけを守って買った、日用品にふさわしい
値段のほうきだが)
穂の部分が柔らかくてなお且つコシがあり、軽い力で綺麗に掃ける