日々是わんこ

ミニチュア・ダックスとアイリッシュ・セター、毎日がお犬様中心の夫と私。ドタバタの日々を告白します。

はなの災難

2010-06-30 12:14:49 | うちのわんこ
             

これははな用のスヌードです。
ある事情から必要に迫られ初めて作ったはな用のスヌードです。


ある事情とは…



それは土曜日の事でした。
はなもアトムも朝食抜きで、血液検査の為に朝一で動物病院に行きました。
検査結果が出るまでの間お山でひと暴れすることにして、雑草が伸びてしまい、はなの姿が見えなくなりそうな原っぱで遊んでいました。

はなは草ボーボーでボールを見失ってしまいそうな状態でもお山で遊ぶのが一番好きで、半ばウサギのようにピョコピョコと嬉しそうに走り回っていました。

でも、ある時からやたらと耳をブルブルと振るようになったのでした。
違和感でもあるのか、何とか取り除こうとひっくり返って短い前足で顔をゴシゴシこすったりしています。
きっと耳に何かが入ったんだろう。血液検査の結果も出た頃だから病院へ行って取ってもらおうと家にも戻らずそのまま再び動物病院へ行きました。

そして、はなの耳の中を見てもらうと…鼓膜の手前に(かなり奥)何かあるそうで、ただ全体像が見えないので『何か』が解らない。先生が「見てみますか?」と仰るので覗かせて頂くと…ありました!『何か』が。

困ったのは、我が家のかかりつけの医院には、この『何か』を取り除くための道具が無いということです。鼓膜の手前にある『何か』を安全に取り除く事が出来ないという事でした。
イヤークリーナーで洗い流してみる事も考えましたが、さらに奥へ入ってしまわない保証はなく、内視鏡で耳の中を見ながら作業するにも内視鏡の径が大きくてはなの耳に入らない。
先生も困ッてしまい「Z動物病院なら機材があるかもしれない」と言うので電話で事情を説明しました。

Z動物病院ははなが元日に診察してもらったり、我が家が第2の掛かり付けにさせて頂いている(勝手に)病院です。パパが事情を説明していると、最初は若い先生が電話口で説明を聞いていてくれたようですが、途中から院長先生に替わり『取れるかもしれない』との言葉を頂けたので血液検査の結果も後回しにしてZ動物病院へ。

Z動物病院は評判も良く、以前はなが診て頂いた時も丁寧で良かったのですが、とにかく混むんです。
この日も11時半頃に到着しましたが診察して頂いたのは2時を回ってしまいました。その間も時々はなは首をブルブル振ってしまいます。益々奥へと異物が入ってしまったら困るので注意していても隙を見てはブルブルっとしていました。

ようやく診察室へ入ると対応してくれたのは若い先生。僕には取る自信はありませんが院長に診てもらいましょうと一旦はなを奥へ連れて行きました。院長先生は『取れそうだ』と仰って下さったのでお任せする事にしました。

異物を取り除くのに軽く麻酔をかけるそうです。作業中に動いたら鼓膜を気づつけてしまうからです。「朝ごはんは食べましたか?」と聞かれたので「今日は血液検査をしたので食べさせていません」とお伝えすると血液検査をしたのなら、麻酔をかける際に知っておきたい数値があるということで掛かり付け医と連絡を取ってくれる事になり、私達は麻酔をすることに同意しました。
ついでに「もし、院長先生でも取れない場合はどうなりますか?」と伺うと、「機材の整った病院、大学病院になりますがそちらに行ってもらう事になります」との事でした。
はなの事をくれぐれもよろしくとお願いし私達はいったん帰宅。

垂れ耳で、はなのように小さなわんこが耳に異物が入ってしまう事は珍しいのでしょうか?
垂れた耳は異物の進入を妨げそうなものなのに…とか、はなったらメチャクチャ運が悪いのかな?とか、遅くなった昼食を食べながらパパと話したりして電話を待っていました。
その時にはなにスヌードをさせようという事になったんです。

4時過ぎに電話があり「無事に取れました。麻酔も覚めていますのでお迎えに来て下さい」と言われ、イソイソと出かけて行きました。
はなは右前脚に点滴していたそうで、白い包帯が痛々しく、自分一人を残していった私達に文句がありそうな顔をしていました。
異物を取り除く際に少々出血したとかで、抗生物質を5日分頂いて帰宅しました。
その時も「処方した薬やはなの様子を掛かり付け医に連絡しておきます」と言って頂きました。当たり前の事なのかもしれませんが、私はお医者様同士で連携を取って下さる事にありがたい思いがしました。

帰宅してからもはなには心配になるような素振りは一つもなく、食欲もいつも通りで私達は安心しました。ただ、やっぱりはなは拗ねていたようです。この日に限って一人離れた場所で寝ていたり、私達が呼んでも知らんぷりしていたり。
私もパパも『はなちゃんごめんね。大変だったね』とご機嫌取りに余念がありませんでした。

で、スヌードですが、慣れてもらうためにもご飯を食べる時にも装着させていますが、はなちゃんお気に召さないようです。


             

ほらっ、不機嫌顔。


             

スヌードとシュシュの間って感じの長さですね。
アイリッシュみたいに首が長くないのに耳は長い。
はなの耳がすっぽり隠れるためには、もう少し長くしないとダメね。

はなは気に入らないかもしれないけど、2度とあんな事はご免被りたいもの。協力してもらわなくちゃ。


そうそう、はなのお耳に侵入した悪い奴はこいつ。

             

全長1センチほどの草の実でした。

チビッ子ワンちゃんの飼い主さん、こんな事もありますから垂れ耳だからと安心しない方がいいかもしれませんよ。

ちなみに、異物除去とお薬で3万2千円也。
血液検査(2匹)で1万2千円。
この日1日で2軒の動物病院をはしごして、4万以上のお支払い。
アイタタタッ。

安心したら懐が急に痛みだしたぁ。