毎年お誕生日の頃に行っていたはなとアトムの健康診断。
今年は諸々の事情が重なり、ようやく昨日する事が出来ました。
我が家のかかりつけ医はこじんまりして(先生ごめんね!)いるので設備が万全とは言えないのですが、それでも去年の健康診断時にはそれまで無かったエコーが導入され、今年の健康診断は血液検査・レントゲンに加え、エコーでの画像診断がプラスされました。
問診をし、最初ははなが次にはアトムが診療室の奥へと消えて行きました。
はなは慣れない場所に閉じ込められたのが不満なのでしょうか?ずーっと鳴いていました。
アトムには甲状腺機能低下症の持病があるので、甲状腺の数値についても検査してもらう事にしました。
検査が終わったらお電話を頂く事にして、私とパパは一旦家に戻りました。
2時過ぎ、検査が終わった旨の電話を頂き病院へ。
到着するなり聞こえてくるはなの鳴き声。まさか、ずーっと鳴いてた?
早速検査結果の説明をして頂きましたが、はなは血液検査もレントゲンも問題がありませんでした。今年からプラスしたエコーの診断では『不整脈』が解りました。
それでも気にする程のものではないそうなので一安心です。
アトムは甲状腺の数値を外部機関に委託して調べてもらっているので、その点の結果は後日。
それ以外は血液検査での問題は無し。レントゲンでも問題無し。
エコーでの診断で、先天的な『肺動脈狭窄症』が見つかりました。
ですが、しっかり成長し、成犬になっているアトムには治療は必要ないとの事。ホッとしました。
先天的な疾患…アトムは4兄弟です。この疾患はアトムだけなのでしょうか?もしかして遺伝性のものでは?ほかの兄弟は大丈夫なんでしょうか?と少々気になりました。
そして、アトムにはまだ問題がありました。
どうやら軽度の『拡張型心筋症』の疑いがあるのです。こちらは後天性の疾患です。
『拡張型心筋症』ドラマ「医龍」で馴染みのある病名です。重度の拡張型心筋症にはバチスタ手術とか心臓移植とか…天才心臓外科医のゴッドハンドが必要となる病気です。
残念ながら動物の医療ではそこまでの技術はありませんと先生は仰っていました。
ちなみに犬の拡張型心筋症については
こちらを参考に。
この病気は大型犬に多い病気で、特にメスよりもオスに多く見られるそうです。
甲状腺の病気とも無縁とは言えないそうなので、アトムの場合心臓が先か甲状腺が先か…今となっては知る事は出来ないかもしれません。
上の文章を書いてから2日が経過しました。
外部機関に委託していたアトムの甲状腺の数値は幸い基準値内である事が解りました。
少しホッとしました。
そして、再検査の日程を決めてきました。
1月後にもう一度エコー検査をします。先日の検査結果だけで確定するのは少々乱暴ではないかとの判断からです。
アトムのように症状の無い段階で『拡張型心筋症』が見つかる事は少なく、何らかの症状が出てから病院に来る犬がほとんどらしいです。そして、その段階では余命宣告される事が多いらしいのです。
特にドーベルマンなどは症状が出てしまったら余命は2ヶ月と言われているそうです。
実のところ、この記事はアトムの再検査後にしようと考えていました。
でも、ひょっとしたらお役にたてることもあるのでは?と思いました。
今回、はなの『不整脈』にアトムの『肺動脈狭窄症』や『拡張型心筋症』など、今までは知ることのできなかった事がエコー検査をしたことで発見する事が出来ました。
検査項目に加えて良かったと思いました。早期発見できたのですから。
アトムの『拡張型心筋症』は、あくまでも今のところは
疑いです。だから必要以上に落ち込んだり、嘆いたりはしていません。きっと大丈夫!と希望を持っています。
だってアトムは元気いっぱい、食慾モリモリなんですもん。