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素人の焼酎評価

焼酎の美味しさ・面白さをご紹介しています。どうぞゆっくりとご覧ください。

◆泰明(麦)

2007年03月25日 | 評価済み焼酎(麦)
 特蒸泰明という銘柄もありますが、こちらは普通の泰明です。藤居醸造さんで造られる麦焼酎になります。
 お湯割りで呑みました。口当たりが優しく呑みやすいですね。ただ呑みやすいだけではないです。しっかりと麦の味を感じさせます。特蒸泰明に比べれば確かにパンチ力は劣りますが、ゆっくりと麦の味を味わいながら飲むには丁度良いと思います。肴を食べながらならば、特蒸よりもこちらをお勧めします。私的には特蒸よりもこちらの方が好きかも知れません。甘さが程よく強く感じられますので美味しいですね。この甘さが気に入りました。
 ロックは特蒸と殆ど同じ印象を受けました。麦としての味わいもしっかりと感じられるし、甘さもちゃんとした感じで口の中に広がります。不自然なわけではなく自然に口で広がるのですごく飲み良いです。甘さは本当にバランスが取れていて、何でこんなに麦から甘さが出るんだろう?と思う位にしっとりとした甘さが口の中全体に広がりますね。
 私のお薦めはロックお湯割りどちらでも楽しめると思います。価格は特蒸よりも安いので、こちらの方を購入して呑んだ方が良いかも知れません。

◆特蒸泰明(麦)

2007年03月13日 | 評価済み焼酎(麦)
 an様から紹介いただいた焼酎。麦焼酎に結構興味を持ち始めた時に色々と教えてもらいました。
 お湯割りで呑みました。確かに濃い味ですね。濃い味なのですが香ばしい系ではなく、味わい系だと思います。甘みが結構引き立っている感じですので、結構杯が進むのではないでしょうか?濃い味な割りには後味がスッキリとしているので、飲み出すと止まらなくなる焼酎だと思います。私は結構好きな味ですね。
 ロックでは、うん。しっかりと麦の味が感じられますね。当たり前かも知れませんけど(笑。麦の甘みが凄く活かされていて、本当に良くできた焼酎だと思います。味が濃いながら、後味のキレが良く、それでいて余韻も楽しめます。口の中の後味が綺麗に切れるからそう思うのでしょうか?ほのかに口の中で何時までも香る印象がとても好印象を与えます。
 私のお薦めはお湯割りでもロックでも美味しいです。濃い麦焼酎をお探しの方、兼八に変わる焼酎をお探しの方、是非おためし下さい。

◆よんよん(麦)

2006年12月25日 | 評価済み焼酎(麦)
 岩倉酒造さんの焼酎「よんよん」。麦焼酎です。アルコール度数は名前の通り44度。価格は4号で4700程度と結構値が張る。陶器のお金がかなり効いているのだろう。この陶器は保管方法を間違えるとカビだらけるになるので、買った方は注意して保管して下さい。今まで3人かびた人を見ました。
 ロックではアルコール度数高い麦特有の味わいで、鶴の荷車と同じ感覚での飲み口となります。特にこの2種類については共通の印象として、とにかく味が濃いと言うのが先だって感じられます。あくまで予想ですが、兼八原酒も同じ感じの印象になるのではないでしょうか?ただ荷車よりは全体的に濃厚に感じられます。ロックにすることにより、アルコールは殆ど感じなくなり、濃い麦の味が味わえて、飲んでいて楽しく、すいすいと飲めます。
 お湯割りではまず第一に麦が甘みを持った香りを感じさせますね。ものすごく麦の甘みが引き立てられて、本当に口の中でとろ~っと甘さがのびます。ここまではっきりとした甘みを焼酎に感じさせるのは結構珍しいと思います。この甘みは特筆すべき天があると思います。アルコール度数が高いために一気には飲めませんが、ちびちび飲んでいるのには良いかも知れません。この濃厚さがあるために口の中には結構長い間余韻として残るため、人によってはしつこく感じるかも知れません。
 お勧めの飲み方は、どれで飲んでも美味しいと思います。容器が陶器で出来ているので、他の焼酎を保管するのにも良いですね。麦の陶器ですが、今日中身が無くなったため、私の好きな「なかむら」を保管しました。これで熟成させて飲むのが楽しみですね。お金に余裕があったらまた買いたいと思いますが、4合で5千円弱だと中々買えません(泣。

◆杜氏寿福絹子(麦)

2006年12月15日 | 評価済み焼酎(麦)
 女性の杜氏さんがこの焼酎を造られています。「合資会社寿福酒造」さんの焼酎で、社名を冠した焼酎なので、蔵元さんの力のいれ具合が解ります。この杜氏さんはかなり優秀な方なのでしょう。瓶はもぐらヌーヴォーと同じような感じの瓶です。透明瓶は良いですね。なんだか落ち着きます。
 まずはお湯割りから飲んでみました。これは一口飲んでビックリしました。他の麦焼酎と印象が違いますね。麦焼酎の中でも辛口の方だと思います。麦の味はしっかりと感じられます。飲み込んだ後に喉の奥からアルコールがこみ上がってきますが、口の中の麦の余韻と丁度良いようにマッチして、後味を演出しています。一口一口が飲んでいてもしっかりと味わえるので楽しいです。芋焼酎の後でも十分楽しめる焼酎だと思います。
 お次はロックで。上手い具合に麦の味だけが強調されます。濃厚な麦焼酎と言っても過言ではないですね。口当たりの優しさからは想像も出来ない位に濃厚な味わいだと思います。芋焼酎にも全然引けを取らないと思います。ロックでは甘みが引き立つので、辛さと甘さの両方がちゃんと感じられます。
 お勧めはお湯割りでもロックでもどちらでも美味しいと思います。どの季節でも美味しく飲める焼酎だと思います。

◆釈云麦(麦)

2006年09月16日 | 評価済み焼酎(麦)
 兼八好きなのだが、中々購入できないために、最後にたどり着くという釈云麦。これはギルドの焼酎になる。
 何となくおちょこにとって生のまま飲んでみたが、一口飲むと「おっ!」と思ってしまう。一瞬兼八を超えるのかと思う位に衝撃が走った。
 ロックで飲んでみた。ストレートの印象に比べると結構落ち着いたイメージになる。麦の味わいはしっかりと感じられるのだが、ガツンと来る感じがすごく低くなる。だが、麦の味をしっかりと味わいたい人には、お勧めだと思う。
 お湯割りでも麦の味わいが強いのがよく分かる。口の中に入れた瞬間に麦の香りと甘味が縦横無尽に広がって、抑えきれない程暴れ続ける。口に含んだ分を飲み込んだ後でも、更に口の中がスゴイ余韻を出し続ける。兼八の場合だと、かなり味が濃く、そうそう何杯も飲めないのだが、釈云麦の場合にはそこまで強く濃い味ではないので、一日に数杯飲んでいても飽きない。
 私が一番気に入ったのはお湯割り。兼八よりも一日に沢山飲めるのだが、何故かこれを飲むと兼八を飲みたくなる。決して美味しくない訳ではありません。美味しさは十分なものだと思います。

◆鶴の荷車(麦)

2006年09月14日 | 評価済み焼酎(麦)
 皆様ご無沙汰していました。忙しくてブログを更新する時間があまりありませんでした。これからもアップが遅れがちになりますけど、良かったら遊びに来て下さい。森伊蔵メールが早く回復することをお祈り申し上げます。
 これは何かのお祝いで開封した焼酎。確かブログの一周年記念で開封。よくよく思い出してみると、芋焼酎のブログを始めると言って、いきなりアップしたのは野ウサギの走り。一周年記念では鶴の荷車と、変な事をしているなぁとしみじみ感じました。この焼酎自身はかなり入手は困難です。多分私は二度と手に入れることは出来ないでしょう。これは花見オフ会の時にエア様が持ってきて下さって、その場所で初めて飲みました。そのときは非常に美味しかったです。
 まずはロックから。おほほほほぉ・・・。と言った感じ(意味不明)。軽く香りをかぐとやわらかな麦の香りが程よく漂っている。そこでゆっくり口の中に運び入れると、初留取り独特のセメダイン臭を持っているのだが、それが全然焼酎の味を殺していない。麦の味はしっかりとするのだが、その麦の味がちゃんと甘味を帯びて口の中で存在している。長期熟成をしていたため、まろやかさもかなりあり、これはついつい飲み過ぎてしまうと思う。明らかにガツン系ではあるが、ガツンと印象を与えるだけの焼酎ではなく、その後にまた飲みたいと思わせるような味わい。
 お湯割りでは、がつんとした感じは抑えられるのだが、やっぱり濃い味である。普通お湯割りにすると香りがすごく引き立つのだが、これはそんなに引き立たないで、口元に運ぶときに丁度良い具合で香りが漂う。口の中ではねっとりとした甘さが広がる。この甘さはちゃんと麦としての味で、飲んでいて結構クセになる味。お湯割りではガツン系というよりはしっかり系の感じがする。
 お勧めの飲み方・・・。全部美味しい気がします。でも中々手に入らないので、次は何時飲めるのでしょうか?飲めるようならば飲んでみたいです。私的には兼八と双璧を成す焼酎の位置づけになりました。これで入手しやすければ・・・。

◆陶眠中々(麦)

2006年07月28日 | 評価済み焼酎(麦)
 中々の陶器保管バージョン。アルコール度数も28度とちょっと高い。四合で2500円位。少々高いが、一度飲んでみたかったので購入を決意した。
 まずはロックから。アルコール度数が高いために麦の味わいが強調されている。良い言葉が思い浮かばないが、バカ正直に麦の味わいを表現できていると思う。ちなみにこのバカという言葉は素直に褒めている言葉。ガツンとか飲みやすいとかは別として素直に麦を味わいたいときに飲みたい。今まで飲んだ麦の中でもかなり美味しいと思う。陶器に入れておくとこんなにまろやかになるんだなぁ・・。としみじみとビックリした。
 今度はお湯割りで。麦の味が華やかに表現されていて、また陶器には驚かされた。陶器恐るべし・・・。舌へのピリピリ感とまろやかな麦の味にとてものびがでている。素通麦は芋の後に飲んだら味があまりわからなくなってしまうが、これは結構しっかりと味わえるので貴重な麦焼酎だと思う。普通の中々より深みがでている。
 お勧めの飲み方はお湯割りもロックも。この陶器で他の焼酎を熟成したい。

◆宇佐むぎ(麦)

2006年07月25日 | 評価済み焼酎(麦)
兼八を造っている蔵の焼酎。兼八があれだけの焼酎なので、これはどうなんだろうか?
 まずはロックから。優しい麦の味。兼八を造っている蔵なのでがつんと来るものを想像していたが、兼八とは全く別の味わいを出している。本当に優しく麦の味を引き出していて、口に含むとパッと麦のつぼみが開いて、口の中全体にじわりじわりと広がっていく。飲み込むと麦ではなくアルコールが喉から帰ってくる。全体に優しい味わいだが、後味ではしっかりとした麦の余韻を残してくれる。
 今度はお湯割りです。こちらの場合だとずいぶん印象が変わる。ものすごく大人しい味になる。麦の味の引き立ちが殆ど感じなくなる。香りも抑えられていて、とても飲みやすい形にまとまっている。
 私のお薦めはロックです。晩酌の初めの方に味わって飲みたい焼酎です。

◆旭万年麦麦(麦)

2006年04月08日 | 評価済み焼酎(麦)
 萬年が美味しかったので、これも美味しいと思い購入した焼酎。飲んでみたら結構美味しかった。多分また購入することになると思う。
 まずはお湯割りで。しっからと麦の味わいがわかる。口の中に広がる感じが強すぎずに広がっておさまるので飲みやすい。兼八まではいかないが、濃厚なために、濃いのが好きな人にはとてもよいと思う。濃い割にはインパクトが強くなく、続けて飲める。芋好きな人にもダレヤメを楽しんでいける。
 今度はロックで。お湯割りより麦の風味が引き立つ。兼八とも肩を並べられる位のインパクトを持っていると思う。後味は兼八とは違って結構スッキリとしている。後に残るのは余韻程度。なぜかフルーティーな感覚が最後に追随してくる。お湯割りはスイスイ飲めるのだが、ロックは沢山飲めない。
 お勧めはお湯割りで。この焼酎は結構美味しいです。

◆中々(麦)

2006年01月19日 | 評価済み焼酎(麦)
 黒木本店さんの中々。一時期はかなり人気があり、全然店頭で見かけなかった。
 まずはロックで。麦の味がしっかり味わえる。香りは抑えられ気味。麦が前面に出ているだけでなく、甘さもしっかりと出ていて飲み応えがある。アルコール感を全く感じさせずに、完成度はかなり高いと思う。麦レギュラーの中で良く品切れになるのも頷ける。
 お湯割りを飲もうと思ったが、ロックがかなり美味しかったので、飲み過ぎてしまい、お湯割り分が無くなってしまった。と言うわけで今回はロックのみの評価。今度お湯割り等の評価を追加します。

◆百年の孤独(麦)

2005年11月27日 | 評価済み焼酎(麦)
 黒木本店さんのキングオブ麦焼酎。以前は麦焼酎には全然興味がなかった。しかし、ちょっとしたきっかけでいろいろ麦焼酎を飲むことになった。「兼八」や「三段仕込み」、「釈云麦」等、色々楽しんで飲めるようになった。
 沖縄旅行の際にみんなで飲んだ焼酎。家に帰ってからしっかりと評価を行ったが、沖縄ではがぶがぶ飲んでいた罰当たりものだ。
 まずは王道のストレートから。香りを嗅ぐだけでウイスキーを飲んでいる錯覚に陥る。口の中での広がりはアルコール分が高い割りには抑えられていると思う。天使の誘惑の広がりの方はいつまでも残るが、こちらは口の中で小さく広がり、ほのかに薫る程度で残る。口の中で転がすと、麦の風味も味わえる。全体的に見ると麦の主張は少なめになりがちではあるが、これが結構良い感じになっていると思う。アルコール分などを勘案すると、結構ライトな焼酎だと思う。
 今度はロックで。本当にウイスキーのロックと同じ。ウイスキーの細かな味わいは正直私にはわからないので、私には勿体ないお酒かも知れない。ストレートよりは飲みやすくなり、広がりを抑えて麦の味が全面に出ている。ストレートとは表情が変わって、しっかりと麦の味が味わえると思う。

◆三段仕込み(麦)

2005年09月09日 | 評価済み焼酎(麦)
 岩倉酒造さんの焼酎。三段仕込み。岩倉酒造さんの焼酎では一番手に入りやすい。私の行く店ではよく売っている。売っていない時を見たことがない。
 まずはお湯割りで飲んでみた。香ばしいとは別だが、しっかりとした麦の味が感じられる。一番初めに飲んだ時には、まろやかな麦の味が分かり、「これが麦か!」と思った。濃くなく、程よく飲める。飲み続けていても全然飽きない。一番初めに「兼八」を飲んだ人には賛否両論あると思うが、これは大部分の人が気に入ると思う。
 今度はロックで。飲みやすいし、口当たりも良い。後を引く余韻が残り、すいすいと飲み続けられる。「薄いが濃い」をいう変な表現でよく似合う。「兼八」、「黒さそり」とは違った濃さがある。どっしりとした太い味があり、ロックにすると辛さが目立つようになると思う。
 飲み続けるならばお湯割りの方が良いと思う。冬場にゆっくりとお湯割りで飲んでみたい。

◆黒さそり(麦)

2005年09月08日 | 評価済み焼酎(麦)
 連続2日で麦焼酎。私はあまり麦を飲まない。そんなわけで、一番飲んでいる兼八と比較する形の評価になってしまうが、そこはご了承頂きたい。
 まずはお湯割りから。こちらも香ばしい。香りは比較的強めで、口に含んで、結構ガツン!と来る。これまた口の中で、味の広がりがすごい。お湯割りにすることにより、何倍も味わいが強くなる。これだけ濃い味でありながら、キレがよいという面白い感覚で飲める焼酎。口当たりは柔らかめ。
 今度はロックで。濃い味なのだが、結構甘味が感じられる。兼八を飲んだ後にこれを飲むと面白い。逆だと兼八のインパクトに押されてしまい、黒さそりの印象が無くなる薄まってしまう。だが、その順序を逆にすると、麦の甘味を心地よく感じることが出来る。お湯割りよりはロックの方が全体的に優れていると思う。これは是非お勧めしたい。麦が合わない方に、機会があったら飲んでみて貰いたい焼酎。でも責任取れないので、飲む時は慎重に。

◆兼八(麦)

2005年09月06日 | 評価済み焼酎(麦)
 最近非常に人気が出ている「兼八」。香ばしい香りが特徴的だと聞いていた。麦はあまり飲んだこと無いので、ちょっと躊躇しつつ楽しみに飲んだ。
 まずはお湯割りで。変な比喩だが「ムギムギしい」(?)飲んだ人は解ると思うが、そんな言葉がよく似合う。口当たりは柔らかいが、口の中に入った途端に広がる味の広がりはもの凄い。芋焼酎ではここまでの広がりを持つのは数少ない。ほのかに甘味があるが、味全体が麦に支配されている。温めのお湯割りよりは熱めのお湯割りの方が、麦の香ばしさを良く感じられる。
 お次はロックで。こちらも麦の香ばしさがスゴイ!一口飲んだだけで、一気に口の中に味が広がり、口の中に長い間麦の香りが残っている。麦の中ではかな~り濃いと思う。インパクトのある麦をお捜しの人は、是非呑んで頂きたい。
 まだ麦は飲み慣れていないので、全体のコクについては良く分からなかった。一升瓶がもうすこしで届くので、もっと飲み慣れたら試してみよう。