浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

図書館めぐり

2017-11-10 09:17:07 | その他
 私の友人に図書館巡りをしている人がいる。それぞれの図書館に行った感想を書いた印刷物が送られてくる。もっとも図書館探訪が目的ではなく、各地の温泉めぐりが趣味であって、図書館にはそのついでに訪問するのだが・・・・
 

 さて、友人は神奈川県に住んでいる。

 友人は、講談社版の『日本の歴史』全26巻の月報の状況について報告している。こうした全集には、各巻に「月報」という付録がついている。

 小田原図書館 月報があるのは3冊のみ。小田原かもめ図書館は、26冊中15冊には月報がある。

 静岡県東部の図書館ではどうか。

 三島市立図書館は2冊だけ月報がない。沼津は1冊だけ欠けていたので、「どこかの図書館からコピーして補充したらどうか」と言ったところ、後にきちんとコピーが付けられていて、今は全冊月報があるという。静岡市中央図書館は、2冊のみが月報欠。

 静岡県の図書館のほうがきちんと仕事をしているようだし、利用者のモラルも高いと言えるだろう。

 なお、コピーして補充したらどうかは、かもめ図書館にも言ったそうだが、「前にもそんなことを言われましたが・・」で終わり。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若者の死

2017-11-10 08:06:35 | その他
 座間の事件の被害者が公表された。何ともいいようがない。生きていてよかった、という感慨を、人は生きていく上で何度も感じる。あるとき、生まれてこなければよかった、と思うことがある。しかし生きていけば、「この世に生まれてきてよかった」と思うことの方が多いはずだ。その「あるとき」を狙った容疑者の青年の心の闇が、若者たちを闇のなかに引きずり込んだ。何ということか。

 しかし、こういうこともある。今日のコラム「中日春秋」である。私にはどうしようもできない、悲惨な現実。知ることだけは可能だ。

世界では、一年間におよそ八十万人が自ら命を絶っているという。四十秒に一人、世界のどこかで誰かが自死していることになる。その中には、死にたくないのに、自殺を強いられた子どもたちもいる

▼ナイジェリア北東部に住むハディザさん(16)は、かの地でテロを繰り返すイスラム過激派組織ボコ・ハラムに誘拐された。幹部に「最も幸福な所に行かせてやる」と言われて、彼女は帰宅できるのかと喜んだが、違った

▼爆弾が付いたベルトを腰にきつく巻かれ、人混みの中で自爆するように命じられた。そうすれば、多くの人の命を奪うことになる。一緒に自爆を命じられた十二歳の少女に「どうするの?」と聞いたら、こう答えたそうだ。「どこかでひとりきりになって、自分を吹き飛ばす」

▼国連などによると、ボコ・ハラムによる子どもを使った自爆テロは今年になって急増し、既に百人以上の子が「自殺」させられ、数百人もの犠牲を出しているという

▼自らの機転と周囲の助けで自爆をまぬがれたハディザさんらの貴重な証言を集めた米紙ニューヨーク・タイムズの報道によれば、人混みを避け、自爆しようとする子も少なくないそうだ

▼自爆テロで何十人もが犠牲になれば、ニュースになって、世界中で報じられる。しかし、他人を巻き込まぬため、たったひとりでの死を選んだ少女たちのことは、まず報じられぬ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする