しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

今日は富山で撮影三昧(3)本線常願寺川鉄橋

2014-04-12 23:46:30 | 中小私鉄

2014年3月29日(土)

西魚津で[骨董品]駅舎を堪能した後は、本来の目的である「ありがとう174号」撮影に戻ります。岩峅寺を13時に出た本線上り電車を越中在原~越中三郷の中間にある常願寺川の西岸河川敷で狙います。

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 堤防上に上がり、鉄橋のたもとから
狙います。先ほどの上滝線と違い優等列車も通ります。子供の時から好きだった元西武のレッドアローがやって来ます。学生時代、E851の牽くセメント列車とレッドアローを撮影しに秩父に行った事を思い出します。その時同行したメンバーの一人は奇しくも今日の同行者ドラえもん氏でした。

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もと京阪3000系原色?のダブルデッカー付き特急もやって来ます。学生時代京都で過ごした我々にとって思い入れある車両です。

とはいえ、昔の車両?ばかりでなく東急から導入したステンレス車が幅を利かせつつあります。

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やがて、上市方向から本日最後の「ありがとう174号」が車体を左右に揺らせながら鉄橋を渡って来ます。最後のショットを納めて本日の地鉄巡りは終了です。夕方近くになって少しバックの山々が見えるようになって来ました。楽しい撮影日和となりました。
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Img_1194 夜は、富山の街の居酒屋で反省会です。富山名物白海老のてんぷらを摘まみながら、3月ダイヤ改正後の撮影事情についてドラえもん氏は熱く語ります。語りながらも、ジョッキをどんどん空けていきます。氏は私に語りかけます。「君、ブログの更新、遅いなあ。どないかならへんのん?文章減らして、写真中心にすりゃあいいのに・・・・。」

「それは嫌だな!そこは譲れん!」いつに無く私も強硬です。私も先ほどのドラえもん氏の様に熱く語り始めます。そんなこんなで学生時代の様に取り留めもない事を遅くまで、必要以上に熱く語り合います。そうしていつもの様に最後は<もう、撮りたいもんがなくなってしもうた・・・・>という結論でお開きになります。

Img_1197 酔いが回っていても、電車が来ればカメラを向けてしまいます。悲しいかな、酔っ払いの撮る写真は、ビンボケか手ぶれかと相場が決まっています・・・。けれど分かっていても撮ってしまう。

こうして富山の夜は更けていきます。

 

 

 


今日は富山で撮影三昧(2)地鉄の骨董品駅舎に痺れる<寺田・西魚津駅訪問>

2014-04-07 21:00:04 | 中小私鉄

2014年3月29日(土)

 月岡駅での撮影を終え、次なる撮影ポイントを目指し移動開始です。ハンドルを握るドラえもん氏が、突然語り始めます。「地鉄の大部分の駅舎は、現代の日本の水準からみると、信じられない程の[骨董品]で、見ていていつ倒れてもおかしくないモノ揃いやから見てみる?」もちろん異存はありません。現在位置からほど近いという理由で<寺田>駅に行ってみます。一目見て、あらためて驚きます。21世紀に入って大分経つというのに・・・・。今なお現役でがんばる[骨董品]からは、もう限界という痛さと、もう少しやれるところまで頑張ってみるさという居直り感が伝わってきます。その姿からは、悲壮感は感じられませんでした。できることならば、現在のスタイルを保ったまま保存できればと思いますが、この姿に価値を見出す人が多ければの話です。本線と立山線との分岐駅ということで、駅員も常駐しているようです。入場券を買い構内に入ります。本線と立山線の二又に分かれたホームの真ん中に今は使われていない立派な待合室が建っています。信号扱い所も兼ねていた様ですが、使われなくなって随分経っているようです。往時は乗り換え客で随分賑わっていたのでしょう。鉄道が移動の主役であった頃の姿を21世紀に伝えています。

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ホームにあったモダンな長椅子に心を奪われます。

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短い時間でしたが、クラッシックな駅舎を堪能しました。その事をドラえもん氏に伝えると「もっと、ぼろい駅舎があるから行ってみる?さよなら174号を一往復見逃すことになるけど・・・。自信を持って倒れそうな駅舎だから!」古いものに目がない氏が自信を持って言うのです。私は寺田駅で[骨董品]駅舎に目覚めてしまいました。もちろんOKです
 
 

 車を西に向け、たどり着いたのは<西魚津>駅・・・。まさに、横綱級[骨董品]駅舎です。これほどボロければ、いつ取り壊されてもおかしくない。いや。取り壊される前に、倒れてしまうんじゃないかという程にくたびれています。去りゆく老兵にねぎらいの言葉をかけてあげようと建物に近づくと、向かって右側の駅事務所内では改装作中でした。ということはまだ使う気なのです。将来どのような姿になるのかは分かりませんが、このクラシカルな駅舎に価値を見出しているのは我々だけではないようです。少し安心しました・・・。この駅の周りだけ時間がゆっくりと流れているような気がします・・・。

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今日は富山で撮影三昧(1)地鉄<月岡駅>付近

2014-04-06 23:20:06 | 中小私鉄

2014年3月29日(土)

京都駅からの夜行バスの旅でしたが殊の外よく寝られました。途中目覚めることなく、気がつけば終点。定刻通り6時50分JR富山駅に到着。ここで前夜のうちに、富山入りしていた大学鉄研同期の大阪在住<ドラえもん氏>と合流します。
 本日は氏と一緒に、富山地方鉄道174号引退に伴う臨時列車
「ありがとう174号」の撮影を中心に行動予定です。駅近くでレンタカーを借り、先ほど打ち合わせた撮影ポイントに向かいます。「ありがとう174号」は先ずは上滝線を往復します。途中区間で、その往復の2回狙うつもりです。ポイントは地鉄撮影経験のある<ドラえもん氏>のアドバイスで終点の岩峅寺駅寄りに近い月岡駅南の線路端にします。長閑な田園風景が広がっています。目障りな構築物も少なく、自由なアングルで撮影できそうです。
 当初は数えるほどのカメラマンしかいませんでしたが、臨時列車直前の電車で大勢のカメラマン達がやって来ました。各自、思い思いに散らばり、お目当ての電車を待ちます。今までざわついていたカメラマン達が静かになると、「ありがとう174号」がやって来ます。

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返しの電車を狙いますが、今まで陰っていたのに、直前に陽が射し始めました。逆光であります・・・。Img_0515




「ありがとう174号」を待っている間にもいろんな電車がやって来ます。これだけ多くの車種を擁している地方鉄道は本当に貴重です。これから「ありがとう174号」を
軸に富山地鉄を巡ります。

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