しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

旅の終わりは、名画のフルコース-ボストン美術館展

2010-08-26 23:31:33 | 展覧会

7月20日(月)海の日

1007_896 新千歳から朝1便で関空へ降り立ちます。ついさっきまでどんよりとした曇空の<蝦夷梅雨>の北海道から、雲ひとつない、梅雨開け直後の夏空の西日本に帰ってきました。時間は、午前10時を過ぎた位。徳島の自宅に帰るには少し早すぎます。これから京都市美術館で開催されているボストン美術館展に立ち寄ることにします。とは言え、関空から京都市内まで私鉄乗り継ぎの旅(南海+大阪市地下鉄+京阪+京都市バス)は、遠かった・・・・。ここ数日の北海道旅行の疲れか1007_907ら、京阪特急のダブルデッカー1階席で爆睡してしまい、気がつけば、折り返しで大阪方面に向かっていました。そんなトラブルと疲労から、岡崎にある美術館にたどり着いたのはお昼をまわって、1時過ぎ。とは言え、昨年、ここで開催されたルーブル美術館展では、展覧会終了間際に行って1時間半待ちを宣告されて、すごすごと帰ってきた苦い記憶が残っています。出来るだけ早い時期に、見ておきたいという、欲求に突き動かされてここまで来1007_908F1000004 ました。今日は、15分だけ並ぶだけで済みほっとします。この催しは、ボストン美術館が一部改装するので工事の間、世界各地を巡回しているもので先日まで東京で開催されていたものが当地に巡ってきたものです。

マネやレンブラントの肖像画、エル・グレコの独特のタッチの宗教画、ミレーの種をまく人(同じテーマで複数書いた内の1枚)やドガの人々の暮らしの中の風景。そしてよく知られているモネの風景画の数々(10点)に心を癒されます。とは言え、疲れがピークに達している上、混雑した館内を歩き続ける、この状況下ではどうしても集中力に欠ける鑑賞になりがちです。これでは、人類の至宝ともいえる作品であっても、心から感動することは出来ません。90分ほどかけて美術館を出るころには、足元がふらついていました。この日の京都の最高気温は35.1℃。

私にとって今日からが夏の暑さとの戦いになりそうです。


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