HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

医療のエビデンスは与えられるばかりでなく、作ることに参加する!

2021-04-16 20:50:22 | 医療
 数年に渡って心房細動の抗凝固薬の複数の臨床研究に参加させて
いただくことができました。
やっているときには、患者さんへの説明や同意の取り付け、そして
データ収集など大変なことばかりでした 
 でも、研究成果がまとまり、欧米の一流誌に論文掲載がされて
日の目を見ると、達成感があって、嬉しいです 





今回、研究参加医師に対する研究報告会が開かれます。
当院の患者さんのデータも入っている研究成果がどのようになるのか、
自分がひとりひとりの患者さんを対峙して感じていることとは違う
ポイントがいろいろ見えてくるのでしょうか?

いつもは、世界的な大規模臨床研究のデータを「エビデンスであるから」と
押しつけられる感じですが、自分自身が診療している患者さんのデータを
提供することで、日本のリアルな状況を反映したエビデンスが生まれる
ことは、とても大事なことだと感じます。

ただし、その一方では、数字では表現できないこともたくさんあります。
そういう点については、患者さんを直接診ている立場から検討して
発信していくことも大事だと思います 
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