「出産費用の保険適用」は産科医療体制を壊さないか？

　「出産費用の保険適用」についての検討が始まったというニュースがありました。
出産を保険適応にして費用負担を減らすためというのですが、お産費用については
全国的に大きな差があるし、純粋な医療ではない産後ケアなどいろいろなサポートも
出産費用に含まれています。
いわゆる病気の医療とは違うものも必要であり、出産費用に含まれています。
「出産費用の保険適用」にして通常の病院での通常診療と同じするのか？
それで出産する人は満足するのか？






　もっと大きな問題は、産科クリニックは出産に付帯するサービスを
提供することで運営できているのが現状です。
「出産費用の保険適用」後の産科クリニックが成り立つように保険診療を
作って欲しいと思います。
個人的には、全国一律になる「出産費用の保険適用」より、地域ごとの
事情を考慮した補助金の充実の方が産科の医療体制を維持できるのでは
ないかと思いますが、どうなのか産科の先生のご意見を聞きたいものです