寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

これで良いのか?日本の食料

2024-07-28 02:14:24 | 独り言
不安を煽っているのではありません!

日本の食糧問題に真に向き合って提言してきた東京大学大学院の鈴木宣弘特任教授が出演されています。

番組終盤の農業基本法について、ほとんどの農家も知らない実態が明かされています。

まるで江戸の時代から続く「百姓は〇さず、〇さず」ですか?

ご覧ください↓


【食料自給率わずか10%】飢える日本を大激論!中国の輸出規制&大量買いで窮地【激論コロシアム】

倒伏が心配です

2024-07-20 21:03:53 | オーガニック米に挑戦
今年、一部の水田で農薬と化学肥料を一切使用せず、基肥に鶏ふんを使った栽培をしています。

田植え後の分けつの遅れが気になってましたが、一株あたりの茎数も過剰ぎみとなって穂も出揃ってきました。

そしてもう一つ気になっていたのが葉の色。
通常この時期、葉は黄緑色、鶏ふんの量が多かったのか?緑が濃いめで稲の丈が長いです。


右が慣行栽培、左がオーガニック米に挑んでる水田

これまでの経験から、このような稲はこれから穂の重みと天候(風雨)によって倒れてしまう傾向があります。

今年はじめて挑んだ栽培方法、すべて上手くいくとは思っていませんでしたから倒れても仕方ありません。

田植え後、害虫被害や病気が発生していないだけラッキーと思うようにして来期の参考にします。



さらに気掛かりなことが・・・、いま、まさにカメムシの活動時期。
ことし耕作するすべての水田で農薬(殺虫剤)を使わないと決めています。

そこで対策として、この水田にはカメムシが嫌うとされるミント(ハッカ)の臭いです。
農道側にグランドカバーに適してるペニーロイヤルミントを
ペニーロイヤルミント

 排水側に香りが強いとされるペパーミント
ペパーミント

を畦に移植してやりました。
こうしてみると、草を刈る際、あまり気にしなくてもいい草丈が低いペニーロイヤルミントのほうがいいようです。

カメムシ対策(その2)

2024-07-17 20:30:01 | 米づくり
我が村でも今年はカメムシが大発生してるようです。
やっぱり殺虫剤使おうか迷いますが使いません。

これまでカメムシはメントールの臭いが苦手らしく、すべての畦にとはいきませんがミント(ハッカ)を移植してみました。

そして第二弾として、あるものを散布しました。
なーんだ結局、農薬使ってるじゃない!と思われるかもしれませんが、実は、これ木酢液を希釈して噴霧してるんです。

木酢液は、木で炭をつくるときに出た煙を冷やして液体にしたものだそうで、土壌改良や植物の成長促進、さらには防虫効果もあるようです。
そこで当初から使用するつもりでいましたけど、はたしてどの程度カメムシ被害を防げるか、ちょっと微妙です。

環境保全するには・・・

2024-07-16 20:30:04 | 米づくり
今日は用水路の掃除当番、村の役員9名が1人ずつ輪番で作業にあたっています。

作業内容は毎朝夕6時、ポイントに溜まった木の枝や葉を取り除くというもの。

蛇口を捻れば水が供給される地域が多いなか、八十四石は昔ながらです。

そうして朝移動していると、今年も見事に咲いてます自生の「やまゆり」、綺麗です。
こちらまで花の香りが漂ってきます。
先だって役員による草刈り、慎重に行ないました。
なごやかにしてくれる自然の美を大事にしたいです。





そして作業後、耕作している田んぼを見まわると、だいぶ出穂が進んできました。
今年はカメムシ大発生といわれてますが、この水田には姿はありません。
かわりに稲穂の間にクモの巣を発見、なにか捕獲したのかクモは活発に動いてます。

クモはカメムシを退治してくれる大事な益虫。
今年我が家は、すべての水田で出穂後の殺虫剤は使用しないと決めています。
クモよ、遠慮せずに思う存分カメムシつかまえてくれ!

穂が出てきました

2024-07-10 22:22:07 | 米づくり
すでにまわりの水田では出穂が進んでいるなか、やっと我が家のコシヒカリの穂も出はじめました。

これから花が咲いて受粉しコメとなりますが、そこで注意しなければならないのは、斑点米となって品質低下を招いてしまうカメムシによる食害です。

コメの等級が落ちようとも、我が家はすべての水田でカメムシを駆除する殺虫剤は使用しないと決めています。