寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

餅つき

2023-12-26 22:55:11 | 我が家の出来事
新年を迎える年末の餅つきは日本の文化です。
かつては、苦の餅といわれる29日を除いて年末ぎりぎりの28日、30日に餅つきをしてましたが、だんだんと早まってきました。

きょう我が家も一回目の餅つきやりました。

見て!半世紀は使っていると思われるせいろと羽釜、年季が入ってますよ。
十数年ほど前までは、大量の薪、その後プロパンガスも使ってましたが規制によって使用ができなくなって、今では石油ボイラーです。
エネルギー価格の上昇が気になりますが、火力があって効率はいいです。
今日は妻と二人での作業か?と覚悟してたら、なんと専門生と高校生の姪二人が応援に来てくれたんです。

そんなシーンをブログで紹介したかったんですけど・・・、本人らからNGもらい残念。
でも、ほんと嬉しかった、手伝ってくれてありがとう!

そんなこんなで、今日のノルマ約一俵の餅をつき終えると既に昼が過ぎてる状況。あわてて妻は昼飯につきたての餅を使った雑煮を作ってくれました。


シンプルな雑煮ですが薬味に注目!
前にも紹介したことがありましたが、海苔、鰹節、そして緑色のものは大根の葉です。
この大根の葉を我々の地域では「ヒバ」と呼んでますが、正月の雑煮に欠かせないものなんです。


作り方としては、
①大根の葉を軒下で2~3週間干して乾燥させます。
②ある程度乾燥してシワシワになったら、コンロやストーブでさらに乾かします。
③パリパリ状態になった大根の葉っぱを揉んで粉々にします。
④そして海苔や鰹節を加えます。好みで調整。

以上ですが、私個人的にはヒバ3、海苔1、鰹節1くらいがいいかなと・・・。
ヒバ、ぜひ食してもらいたいです!


農家はがんばってます!

2023-12-03 03:59:53 | 米づくり
9月に発生した台風13号による置き土産を村の役員で処理しました。

排水路に堆積した稲わらを取り除く作業です。
13号といえば、9月8日、東海や伊豆諸島に接近して伊豆諸島南部や千葉、茨城、福島各県で短時間に大雨をもたらした台風。

こんなに稲わらが溜まってしまいました
とても10人程度の役員の手作業ではできません。
そんなことから今回も役員を外れたサダオ先輩のお世話になりました。
サダオ先輩はこれまでも重機の操作に長けた方、村の水田の整備に貢献してくれてるんです。
よっしゃー、先輩のあとは俺が引き継ぐべー!と気合いを入れたものの、仲間の口々での話しとして村のコメ作りは危機的状況なんだと実感してしまいました(悲)
それでも近い将来、先輩からテクニックを享受して俺がやろうと決意!マジ?かっけー!?


そんな気持ちになったのも東京大学大学院の鈴木宣弘教授の農家への応援もあるからです。

日本の食について、多くの皆さんに今一度考えていただきたい。

前回の投稿で紹介した11月26日のNHKスペシャル シリーズ 食の“防衛線” 第一回 主食コメ・忍び寄る危機を観て頂けたでしょうか?

そのなかで鈴木教授は、
 ○生産者に必要な支払額と消費者が払える額とのギャップを埋めるのは政府の役割
 ○農業問題は消費者自身の問題
 ○農家と消費者が一体化した地域自給圏
を主張されていました。

消費者の皆さん、どうか理解いただき近隣農家と繋がりをもってください。

なお本日12月3日NHKスペシャル シリーズ 食の“防衛線” 、第二回の酪農は「12/3 午後9時~」放送されます。
残念ながら鈴木教授の出演はないようですが、ぜひご覧ください!