goo blog サービス終了のお知らせ 

寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

村の稲刈りスタート、そして我が家は...

2025-08-17 22:00:24 | 米づくり
秋の訪れを告げる稲刈りシーズン、いよいよ村でも始まりました! トップバッターは、いつも頼りになるサダオ先輩です。

黄金色の絨毯!千葉のブランド米「ふさこがね」

このあたりでは「コシヒカリ」が主流ですが、サダオ先輩のこの田んぼは千葉県が誇るオリジナル品種「ふさこがね」です。コシヒカリより少し早く収穫できるのが特徴で、粒が大きくて食べ応えがあり、食味もコシヒカリに負けず劣らずと評判のお米です。

今年は水不足は免れたものの、猛暑日が続いたため、高温障害が心配されていました。しかし、稲穂を見るとそんな不安も吹き飛ぶほど、まずまずの出来栄えのようです。黄金色に輝く田んぼの風景は、本当に美しい。


我が家の戦い、相手は強敵「ヒエ」

さて、我が家も刈り取りをしました。こちらは稲刈りではなく、田んぼの厄介者「ヒエ」の刈り取りです。

2年目となる無農薬で栽培しているこの田んぼ、去年は機械で2回も除草作業をしたのですが、今年は雑草が少ないからと油断して1回に減らしたところ、案の定、大量のヒエが発生してしまいました。それでも去年よりはマシな状態なんです。本当に手間がかかる作業です。


本来ならもっと早く取り除くべきだったのですが、地面が固くなるのを待って作業を後回しにしていたのが失敗だった。ヒエは稲とそっくりで見分けがつきにくく、気がつくと稲より背が高くなっていることも珍しくないんです。

実はこの状態、ここばかりでなく除草剤を2割減らしたためか慣行栽培している田んぼ数枚でも起こって参ってます。


どうかこのままで...

稲が倒れる「倒伏」を心配しましたが、幸い、今のところは完全に倒れてはいないようです。

このまま何とか持ちこたえて、無事に稲刈りを迎えられるよう、祈るばかりです。

我が家のコシヒカリ

2025-08-03 20:50:58 | オーガニック米に挑戦
一昨日から接近していた台風9号の影響で、当地は時折強い雨風に見舞われた。PR用ののぼり旗が損傷を受けたが、今朝ようやく修繕が完了。

ところで気になるイネの様子についてだが、村内の水田全体を見渡しても、イネはほとんど倒れることなく、何事もなかったかのようにしっかり立っている。
ただ、我が家のオーガニック栽培に近づけている水田では少し様子が違った。今年で2年目。元肥に米ぬかと鶏ふんを使っている区画のイネが、わずかに傾きかけている。

猛暑が続いていたこともあり、深水で管理していたため、土壌が緩くなったのかもしれない。あるいは、慣行栽培より稲穂が長く、穂の重みで傾いたのかもしれない。

いずれにせよ、これ以上の雨風にさらされると、倒伏の恐れがある。何とか持ちこたえてほしいところだ。

一方、別の水田では今年から新たなオーガニック栽培に挑戦中。元肥に緑肥のヘアリーベッチを使って育てているコシヒカリは、台風の影響も見られず順調。

出穂前には、葉色の濃さから肥料過多による倒伏を心配したが、その懸念はなくなったようだ。
また例年、ヒエがイネより高くなって目立っていたが、今年は除草剤を使っていないにもかかわらず、水田内ではほとんど確認できない。畦周辺に少し見られる程度。アレロパシーが効いたのだろうか。
こちらも稲穂は長く、食味の向上や収量増加にも期待がもてる。

そろそろカメムシ対策として、刈らずに残していた畦草の草刈りも再開せねばならない。暑さよ和らいでくれ!

恵みの雨も台風だと思いは複雑だ

2025-08-02 22:56:37 | 八十四石米PR
昨日は台風9号接近により比較的気温は低く、時折強い雨、野外でのアルバイトをしてる自分としては過ごしやすかった。

そんな2日朝方にかけて通過していった台風9号、農家(特に畑農家)にとっては恵みの雨となったのではないだろうか。
とはいえ、やはり台風。雨に加えて強風に襲われる。
今朝、水田の状況を見に行くと3本立てたのぼり旗が1本のみ。
他の2本はというと、
1本は竿先が損傷、もう1本はベースに使った竹筒が根元から折れてますよ。
旗を掲げて丸4年が経過し、これまで何度もこんな経験してるにもかかわらず、撤収すればいいものを・・・甘かった。
1本は修繕して復活、土台がなくなった残り1本については明日、村仲間のカズちゃんの助けを借りて対処する予定。

暑さに負けるなコシヒカリ!

2025-07-25 23:02:10 | オーガニック米に挑戦
今年は昨年を上回るような暑さが続き稲への影響が心配になります。
そこで活力を与えようと今年も散布してます。
えっ、これですか?これは農薬ではありません。

これは木酢液といって木炭をつくる際に出た煙を冷やして液体にしたもので水で希釈して散布します。

この木酢液は農薬として認められていないものの、あくまでもイネの生育促進を目的として、昨年から化学肥料を使わない無農薬栽培している一部の水田を中心に使用しています。

また防虫効果もあるような・・・、カメムシの大量発生によるコメの品質低下が懸念されるなか丈夫なイネを作るべく数回撒く予定です。

収穫に向けて「のぼり旗」を再掲揚しました

2025-07-21 22:56:09 | 八十四石米PR
4年前から地元のコメの㏚をしようと掲げてきたのぼり旗、昨年の収穫後から掲げるのを止めていた。

このまま掲げずいようとしてたら、近隣住民の方から農家とのつながりを希望する声が聞こえてきた。今回のコメ騒動によって農家への関心が高まったのかもしれない。

あと一月もすればここ「八十四石」では収穫がはじまるのを機に、もうひと踏ん張りしようとのぼり旗を立てました。補修だらけでおまけに3本とショボいですけどね。




ところで今回のコメ価格の高騰で消費者の皆さんはコメ農家をどう思っているか。さぞ儲かっただろう?
いえいえ大規模農家はともかく、我々小規模農家はそれでもやっと一息つける状況なんです。機械や肥料など農業資材は相当上がっている一方で米価は30年前に戻っただけですから。

そんなコメ農家の現状を理解くださる近隣住民のみなさんとの繫がりこそお互いWin-Winとなって地域コミュニティが確立されると考えます。

どうぞ近くにお住いの皆さん!
村仲間はこんなステッカーをトラックに貼ってます。
もし農家から直接購入をお考えでしたら気兼ねなくお声かけください。
(ほとんどのステッカーが4年が経過して劣化が見られるので、ただいま新しいロゴマークを考案中)








地産地消推進に向け、顔が見える農家と繋がりを!