寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

これはgoodかも!?

2024-04-29 19:26:09 | 米づくり
これは昨日のこと、前回のブログに載せようと思ったものの、疲れと酔いで眠たくなり断念。よって、きのうの続きとなります。

田植えが終わったといっても、あくまでも田植え機でのこと。
あちこちのすべての田んぼをよく眺めると、欠株(植えられてない)が沢山あるんです。ましてウチの田植機は古くて性能が劣りますから余計です。

そうして始めた欠株になったところに手で植える(こちらでは差し苗といいます)作業をしていくと・・・

今年オーガニック栽培に挑もうとしてるこの水田、種子消毒から種蒔きも薬、そして化学肥料も使っていません。
より慎重に管理している田んぼなんですが、風で浮いた稲わらや草が畦際に寄せられてるじゃないですか!

この表面に浮いた状態のものが、藻と化すといわれてます。

ちなみにこの田んぼ、昨年は大量発生。

薬を使えば2~3日で消えていきますが、こんな手作業で除去をしたんです。

そんなことから、いまは水深があって浮いている状態、何とか排水口から追い出せないだろうか?と考えて熊手を使用。
ところが隙間からすり抜けてしまって、まったく効果なし。

なにかいい方法は?と考えた結果、以前に紹介したエンジン式のブロアーを使ってみました。

そしたらけっこう浮いたワラや草が流れていきますよ。たまたま排水口側に溜まったので楽に除去できました。
でも結構重いので、腕が疲れます。背負いのミストがいいと思います。
おなじ悩みを持つコメ農家のみなさん、ぜひ試してみてください!

ラストの田植えは難関

2024-04-28 20:43:14 | 米づくり
田植え最終日となった今日は、ほとんど依頼されて耕作している1反歩以下の田んぼが点在する場所。山に近く段差があって、とても手間がかかるんです。

特にこの5畝は、これまで何度も身動きとれなくなって複数の人に引っ張り上げてもらった経緯があります。
この画像の中央あたりが深くて膝上くらい潜りましたよ。

その部分を避けて植えていきましたが、その後といえば当然手で植えます。

手で泥を均(なら)しながらの手植え、足が抜けなくなったりと手こずりました。

それでも今日は、息子が助っ人してくれたおかげで楽させてもらいました。ユウ〇ありがとう。

だいぶオーガニック?!

2024-04-25 21:57:47 | 米づくり
一昨日、試運転からはじめた田植えも、昨日は雨で作業取り止め。
そしてエンジンかからず、結局、バッテリーを交換しました。

二日目となる今日は、いよいよ “ちょっとだけオーガニック!?”してきた水田の田植えです。
この田んぼは10年以上前から米ヌカ撒いてきまして、さらに昨年は籾殻を投入。
そして今年は、基肥で化学肥料を使わず、有機肥料の鶏ふんだけにしました。
またこの水田だけの苗作りにあたっても種籾や苗箱の土の消毒に農薬を使っていません。

そして田植え、慣行では田植え前の苗に顆粒状の殺虫剤を撒くんですけど、それも止めました。

先輩方によると、どうやらイネドロオイムシなど(こちらでは泥んこ虫と呼んでます)の害虫によって葉が白くなるというんです。
そんな忠告を振り切って強行しました。

となりの田んぼの〇〇ちゃんからは、“病気移さねーでくれよな!” と言われましたよ。
もし影響したときはゴメンね!


こうして無農薬で4反の田植えを敢行しました。夕日がきれいです。

田植え初日は・・・

2024-04-23 22:17:40 | 米づくり
今日の天気はくもり、降水確率も20%程度の予報
明日は完全だし試運転を兼ねて田植え開始するか!

というのも昨日の夕方、田植機の点検してたらエンジンがかからないんです。
そうなんです。
バッテリーが上がってました。

そんな訳で、今朝まで充電してみたところ始動できたんですが、ちょっと不安があったもので、試しに田植えしてみたんです。
もし明日エンジンかからなかったら、仕方なくバッテリー交換します。

こうしてはじめた田植え1日目、雲行きが怪しくなったかと思ったら勢いよく雨が降ってきたではないですか!
30分ほど一旦トラックで待避しましたよ。
ところで左端が植えられてないじゃん!操作ミス?
と思われるかもしれませんが、違うんです。
植え方はいろいろありますが、この田んぼはこの方法でやってみました。

田んぼ出入り口の外側一回分は植えないで走るんです。
もとの出入り口まできたら、最後にぐるりと一周して田んぼから出るんです。
そうすれば四隅も植えられるし、苗の使用も少なくて済むと考えたからです。
ただウチの田植機は6条植え、どうしても車体の全長分ほんの僅か間が空いてしまうんですね。
でも我が家は、株の間隔を広げて植える疎植栽培なので気にしていません。



ところで芽の出が悪く気になってた苗は・・・

妻の看病のおかげでこんなに元気になりました。よかった、よかった、育苗担当の妻に感謝!

拝聴してきました

2024-04-21 23:37:21 | 米づくり
やっと我が家の代掻きは終盤を迎えます。
村ではすでに代掻きばかりか田植えを終えてるお宅もあるというのに・・・。

こちらは代掻きするためのドライブハローという機械です。
村では運転席でリモコン操作できるタイプが主流となってるところ、ウチは相変わらず車から降りて手作業で行なうタイプです。この年代物のドライブハローもまだまだ活躍してもらわねば・・・。
おっと、素手で作業してました!手袋は必ずつけましょう(反省)

予定では、きょう終えることができたのですが、日中どうしても外せない用事がありまして、それでも今朝は6時半からやってると、なんと8時に田植えに来た先輩のシンちゃん発見。
せっかくなんで、了解のもと写真撮らせてもらいました。



こちらいま主流の側条(そくじょう)田植機、運転席後ろに備えられた横長のボックスに肥料を入れると、苗の植付けと同時に肥料を撒いていくんです。画期的ですよね。羨ましく眺めてると・・・、いけねー、時間が迫ってる。急がねば!
6反の代掻きを終えたあと、着替えて千葉市に向かったのでした。



外せない用事というのは、尊敬する東大院の鈴木宣弘教授の講演を聴くためだったんです。
先生は、これまで日本の食の安全保障について警鐘を鳴らしてこられました。そして農家を応援してくれてる第一人者です。

記事や動画では拝見していたものの、いつか先生に会いたいと思っていたところ、千葉市で先生の講演があることを知った先輩が応募してくれたのでした。
そして講演のあと、先生は快く私とカメラに収まってくれました。感激です!!

先生に会えたことによって、元気と覇気が蘇りました。ほんとうにありがとうございました。
数多い講演で日本全国をまわられている多忙な鈴木先生、くれぐれもご自愛ください!